というわけで、医療従事者のわたしは一足早くコロナワクチンを接種することになりました。
ワクチン接種の同意サインも2021年1月下旬に提出済みです。
順調にいけば、2021年2月17日から順次接種開始されるとのこと。(予定)
現時点では海外でしか接種開始されておらず、まだワクチンについて未知なことが多いですよね。
コロナのワクチンがどのようなものなのか調べてみましたので、わかる範囲で書いていきたいと思います。
2021年2月6日時点の情報だよ!
参考サイト:厚生労働省ホームページ
日本で接種予定のワクチンの種類
コロナワクチンを開発(開発中も含め)している会社は多くありますが、現時点で日本が供給契約しているワクチンは3種類。
接種回数はいずれも2回となる見込みで、3社から計1億4500万人分の供給を受けることに同意しています。
効果の持続期間については、臨床試験や接種が始まってまだ経過時間が少ないことから3社とも明らかにはなっていません。
接種は全額公費で行われるため、無料で受けることができます。
ファイザー社製ワクチン(米)
12月に承認申請されたワクチンです。
医療従事者に接種されるワクチンはこちらのワクチンだと思われますが、何かあって変更になる可能性もゼロではありません。
日本への供給は6000万人分を予定されており、うち4500万人分以上を国内で製造するとのこと。
ファイザー社の発表によるとワクチンの有効率は95%で、65歳以上の人に対しては94%を超える有効率が認められました。
有効率は年齢、性別、人種・民族間で一貫しています。
アストラゼネカ社製ワクチン(英)
2月に厚生労働省に承認申請されたワクチン。
1億2000万回分のワクチンの供給を受ける。
(そのうち約3000万回分については第一四半期中に供給。)
ワクチンの有効率は70%だとされていますが、インフルエンザワクチンの有効率が60%と言われているので、有効率が低いわけでは決してありません。
モデルナ社製ワクチン(米)
現在、国内で臨床試験中。
武田薬品工業株式会社による国内での流通のもと上半期に4000万回分、第3四半期に1000万回分の供給を受けることについて両者と契約を締結。
モデルナ社の発表では有効率94.5%とのこと。
報告されている副反応(副作用)
日本人と欧米人ではまた違うところもあるかもしれませんが、ワクチンを接種した際起こった副反応について、現時点での報告を掲載します。
症状についてはワクチンと因果関係がないものも含めて、
・ 接種部位の腫れ
・ 頭痛
・ 疲労感
・ 筋肉痛
・ 関節痛
・ 寒気
・ 不快感
・ 発熱
などが報告されています。
ワクチンでアナフィラキシーショックを起こした人もいるって聞いて怖い…
ファイザー社のワクチンをアメリカで接種した際、9,943,247回中50例がアナフィラキシーを発症したとのことです。 (2021年1月18日時点)
その中の80%にアレルギーの既往があり、さらにそのうちの24%はアナフィラキシーを経験していたそうなので、過去にアナフィラキシーを経験した方はワクチン接種を見送った方がよさそうですね。
ですが、発症例が100万回中5例ということを考えると、アナフィラキシーを発症する確率はインフルエンザのワクチンと比べても、そこまで高くないとわたしは言えると思います。
アナフィラキシーとは?
アレルゲンとなる物質が体内に入ることにより、短時間で複数の臓器や全身に起こるアレルギー反応のこと。
重症化すると、血圧の低下や息苦しさ、失神など命の危険が伴う症状が起こる場合があり、それをアナフィラキシーショックと言う。
ワクチンに含まれる「ポリエチレングリコール」や「ポリソルベート」が、アレルギーの原因物質だと言われています。
これに対し重いアレルギー反応を起こしたことがあるひとは接種を推奨されていません。
ポリエチレングリコールは一般的には大腸検査の下剤や薬剤を溶かす際や、その他にもヘアケアやスキンケア製品、洗剤などにも用いられています。
ポリソルベートは乳化剤として様々な食材に用いられているとのこと。
ファイザー社のワクチンによるアナフィラキシーは74%、モデルナ社は86%が、接種後15分以内に起きていますが、その後の適切な処置で、全員が無事に回復・退院しています。
死亡例は出ていませんが、ここに書いていることを全てだとは思わず、あらゆる可能性を考えておきましょう。
米国の疾病予防管理局によると、他のワクチンや食べ物にアレルギーを持つ人であってもコロナワクチンの接種は可能とのこと。
なお、ワクチン接種後副反応が生じた際には、健康被害救済制度による救済を受けることができます。
ファイザー社のワクチンを受けられない場合、アレルギーの原因と思われる物質(ポリエチレングリコール)を含まない、アストラゼネカ社のワクチンを代替案として提示しています。
ワクチンの投与方法
海外のワクチン接種時の映像を、テレビで見たことがある方は多いのではないでしょうか?
その際、腕に対して注射器を直角に刺しているのがわかります。
コロナワクチンは筋肉注射だよ!
皮下注射とは違い、筋肉注射は受けたことがない方が大半ではないでしょうか?
筋肉注射は注射器を直角に刺すので、皮下注射と比べ深いところ(筋肉)に薬剤を注入できます。
皮下注射と比べやや太く、長い針を使用します。
多くの方が受けたことがあるインフルエンザのワクチンは、例外を除き皮下注射です。
痛みは?
痛いの嫌い…
皮下注射と比べ、筋肉注射は痛みを感じやすいと言われています。
直角に注射器を突き立てるように打つので、見た目的にも怖いですよね。
ですが実際は、針を刺すこと自体はそこまで痛くなく、注入される薬剤によって痛みは変わってくるようです。
コロナワクチンの痛みについては正直まだわからないというのが現状ですが、海外でワクチンを接種している映像をみると、そんなに痛がっている方はいないようですね。
痛がっている映像を流すのが、恐怖心を煽るなどの理由で制限されている可能性もないとは言い切れませんが…!
痛みに対して個人差はあるでしょうが、「多少は痛い」というのが現在言われている予想です。
2月17日以降(わたしの場合3月?)、実際にワクチンをわたしが接種した際には痛みについても書く予定です。
ワクチン投与スケジュールと対象範囲
現時点で国からの詳細スケジュールは提示されていません。
対象者の範囲についても、まだ予定です。
妊婦さんに対しては、安全性が確立していないから接種予定は今のところないで
接種の優先順位は以下の通りです。
①医療従事者(約400万人)
まだスケジュールの詳細は決まっていませんが、2月4日の発表によると2月17日から順次接種予定。
最初に接種が始まるのは国立病院機構・地域医療機能推進機構・労働者健康安全機構の病院です。
その後該当となる全ての医療従事者等への接種については、ワクチンが供給できれば3月に始められるよう準備中とのこと。
もしかすると県や地域によって、接種スケジュールに大幅に差が出る可能性もあるかもしれないね
②65歳以上の高齢者(約3600万人)
令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた人が対象。
高齢者への接種開始は最短でも2021年4月1日以降とのことです。
③基礎疾患のある人(約820万人)
1.以下の病気や状態で通院、入院している人
・ 慢性の呼吸器の病気
・ 慢性の心臓病(高血圧を含む。)
・ 慢性の腎臓病
・ 慢性の肝臓病(ただし、脂肪肝や慢性肝炎を除く。)
・ インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
・ 血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)
・ 免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む。)
・ ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
・ 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
・ 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
・ 染色体異常
・ 重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
・ 睡眠時無呼吸症候群
2. 基準(BMI 30以上)を満たす肥満の人
・ BMI30の目安:身長170cmで体重約87kg、身長160cmで体重約77kg。
高齢者のワクチン接種後に接種開始予定ですので、早くても4月下旬以降になるのではないでしょうか。
④高齢者施設などの従事者(約200万人)
対象の高齢者施設
・ 介護保険施設
・ 居住系介護サービス
・ 老人福祉法による老人福祉施設
・ 高齢者住まい法による住宅
・ 生活保護法による保護施設
・ 障害者総合支援法による障害者支援施設等
・ その他の社会福祉法等による施設
接種スケジュールは未定ですが、5月以降になってきそうですよね…。
⑤一般国民
上記に挙げた以外の、16歳以上の国民が対象になります。
一般国民が接種受けられるのはまだまだ先になりそうやな~
まとめ
ということで、コロナのワクチンについてのまとめでした。
ワクチンについての情報は日々更新、変更されてるよ!
コロナに感染するのが怖いとはいえ、まだまだ未知であるコロナワクチン…。
日本では接種するかどうかは強制でなく任意ですので、自分でワクチンについて調べた上で、よく考えてから判断するのがベストかと思います。
接種後にも記事を書きますので、よければ見にきてくださいね。
接種時の痛み、当日の反応や副反応なども書きたいと思います。
わたしの場合、実際に接種するのは3月以降になりそうだな、と今のところ予想中です。
読んでくださってありがとうございました。
今回の記事についてもし何か間違っていることがあれば、教えていただけると幸いです。
それでは。