今回は「髪に入れるハイライトの位置」についてお話しますー。
ハイライトをいれるのって難しそうだし、実際難しいと思います。
ハイライトの位置や形って固定されたものじゃないし、光の入り具合で変わってくるんですよね。
だから難しく感じるのではないでしょうか。
なので今回の記事は、光の方向とか影なんて知らん!そんなん無視して「ここに、こう!!」って決めちゃうよ、という内容になっております。
ご、強引…!
例に使うイラストは、わかりやすいよう全てロングのストレートヘアの女の子にしています。
ハイライトの入れる位置についての記事やから、入れ方(塗り方)についてはまた別記事で紹介するな!
どんなハイライトがあるのかは、最後に軽く紹介してるから見てみてね!
基本
太陽や室内灯って基本的には上にありますよね。
なので頭頂部を中心にハイライトを入れていきます。
厳密に言うと光源の位置によって光の入り方は変わってくるのですが、考えなくていいです。
難しいことは考えるの放棄してええねんもう
ハイライトの入れ方は下のイラストのように、髪のひと束ひと束に入れるやり方もあるのですが、初心者の方には難易度が高いです。
今回紹介するやり方を完璧にできるようになってから挑戦しましょうね。
正面
①前髪に横線を4本均等に引き、3分割します。
毎度のことですが、きっちりじゃなく適当で大丈夫ですよ。
②横線は頭部分にも延長しましょう。
③4分割したいちばん上と下の部分だけ横線(青)で2つに分けてください。
④顔の中心に線(緑)を1本引きます。
⑤中心線から、例のように斜めの線(ピンク)を引いてください。
⑥⑤で引いた斜めの線をカーブのかかった線にしていきましょう。
中心から外側に若干広がるように描いてな!
水色で塗ったところがハイライトを描く位置です。
ここからはみ出さずに描けば、大体間違いはないでしょう。
前髪が短い場合も、前髪の長さに合わせて同じ手順でやれば大丈夫だよ!
▼前髪が短いキャラの例
前髪ない場合は前髪あるていで下描き進めて、実際ハイライト入れるのは後ろ髪だけにしたらええで
▼前髪のないキャラの例
斜め、横
やり方は「正面」とほとんど同じです。
斜め向きの顔と横顔、同時に進めますね。
①前髪に横線を4本均等に引き、3分割します。
横線の傾きは顔の傾きに合わせて調整してください。
傾きがわからんかったら、前髪のいちばん端と端を繋ぐとええで
②横線を頭部分にも延長してください。
③4分割したいちばん上と下の部分だけ横線(青)で2つに分けましょう。
④横線に直角になるよう、斜め向きの顔に縦線(緑)を1本引きます。
大体おでこの真ん中あたりに引いてください。
⑤斜め向きの顔は、縦線を中心として前髪の境目まで斜めの線(ピンク)を引いてください。
横顔にも、例のように前髪の境目まで斜めの線を引きます。
⑥前髪の境目から頭部の後ろにかけて斜めの線(オレンジ)を引きます。
⑥で引いた斜めの線をカーブのかかった線にしていきましょう。
できたー!
ピンク線の内側、水色で塗りつぶした部分がハイライトを描く位置です。
ハイライトの形や種類
ハイライトを入れる位置は決まったけど、どんなふうに入れたらいいのかな?
ハイライトの形や種類はそれこそ人によって違いますし無数にあります。
丸い形、ギザギザ…。
ですが種類はいくつあっても、「ハイライトを入れる位置」からはみ出さないよう描いておけばそこまでおかしくならないと思います。
こんな感じでなんとなくおさまっていればいいです。
例として使っていたイラストのキャラの髪を塗って、実際にハイライトを入れてみました。
正面を向いている女の子はギザギザのハイライト。
斜め向きの女の子には、ブラシの「入り」と「抜き」を細くしたハイライトを入れて、
サラサラした繊細な髪の感じを出しました。
横向きの女の子には、ちょっと変わっていますが星の形をハイライトのようにして描いています。
難しい形にしなくても、いっそそこだけベタ塗りにしたり、エアブラシでハイライトにするだけでもそれなりに見えます。
▼ベタ塗りした例
▼エアブラシの例
簡単なので始めはこのあたりから挑戦してみてもいいかもしれませんね!
あとがき
いかがでしたか?
これでハイライトを入れる位置にはもう迷わなくなりましたよね。
光の当たり具合なんてそこまで気にしなくていいんです。
なぜなら、絶対に正しくないと描いてはダメなんてことはないからです。
最初から難しく考えると初心者さんはわけがわからなくなるんじゃないかと思うんですよね。
それより自由に楽しんで描けることがいちばん!
なんとなくで大丈夫!
細かいことは余裕が出てきてから覚えていったらいいんです。
イラストは楽しく描きましょうね!
それではまたー!