ということで「知ってるだけで即日絵が上手くなる方法第2弾」をご紹介します!
▼第1弾の記事はこちら!
丁寧に描こう!
イラストを描くとき、丁寧に描いていますか?
まずはここからなんですよ、本当に。
適当に描いた10枚よりも、丁寧に描いた1枚の方が確実に上達します。
初心者さんはお絵かきするときに、丁寧に描くだけでイラストの見映えは良くなるし、描くたびにレベルアップすることができるんです!
それだけでレベルアップするなんてかなり楽やんな?
なら時間をかければいいの?と言われたらそういうわけではありません。
「丁寧」って何!?
そんな方のために、具体的にはどういう点を気にすればいいのかいくつか紹介します。
線を1本で描こう!
一筆描きしろっていう意味じゃないよ!
初心者さんのイラストで見ていて思うのが、下絵ではなく清書なのに、線がガサガサしている方が多くみられるということです。
このように、何度もなぞったような線というか…
わざとそのように描いて味を出している方はもちろん多くいます!
ただ、よくこのブログでも言っていることなんですが「初心者さんが描く」のと、「わざとそう描いている」のは違うし見ればわかること。
何本もなぞったような線で描く場合は、誤魔化しがきくからなぁ
絶対になぞってはいけない、線を途切れさせてはいけない、という意味ではありません。
つまり余分な線が多いんです。
絵が上手くなりたいと思っている初心者さんで、日頃からこのような線でしか描いていない方は「しっかりと1本の線でイラストを描き切る」ということをしてみてください。
線や色がはみ出してない?
これもよく見ます。
見逃してた!と言うにはひどいはみ出し。
これ、消しゴムで消したらいいだけですよね?
初心者だから、はみ出しているというのがわからなくて…
ってそんなわけないですよね?
こういうところを細かく修正して仕上げていくことが、上手くなるための近道のひとつ。
面倒でも、何時間もかかりませんし、難しいことではないはずですよ!
適当に塗ってない?
例えばこんな感じですね。
はみ出してないけど…塗り残しはあるし、第一塗った線がぐちゃぐちゃだったり。
これって上手に描けないからどうしてもこうなってしまう、というわけではありませんよね。
拡大しないと気付かないような細かい部分なら仕方ないですが、どう見てもわかる塗り残し。
「ま、これでいっか!」と適当に塗っているのがバレバレです。
「塗りつぶしツール」で塗りつぶしたあと、塗りつぶしできていない細かい部分をブラシで丁寧にきっちりと塗る。
これだけで丁寧に描いている感を出すことができるんです。
特殊な技術が必要なわけじゃないんやから、ここで面倒臭がったらあかんで!
▼塗りつぶしツールとは?
「でも、わざと余白を空けて塗ったイラストを描きたいんだもん!」という方もいると思います。
こんな感じの塗り方は、確かにわたしもすきです。
優しい感じの雰囲気を出せますね。
パステルやクレヨンの良さが引き出せる塗り方です。
スピード感を出すときにもいいでしょう。
動いてる方向と同じ向きの線で塗っているのがわかりますね。
ただ初心者さんが最初に挑戦する塗り方ではないと、わたしは思います。
「初心者さんが描く」のと、「わざとそう描いている」のは違うということを何度も言っていますよね。
「このような塗り方で上手に塗れる人」の中で、きっちり塗ることができない人はいないということを覚えておきましょう!
腕の長さの比率は大体同じ!
腕の長さが長すぎたり短すぎたりするイラストをよく見ます。
自分で描いたイラストのキャラが腕をのばしたときに手はどの位置にきますかね?
実際自分でも立って試してみましょう。
真っ直ぐ腕を下にのばします。
大体骨盤の出っぱってる部分の少し下あたりに手のひらがきませんか?
家族や友人にもやってもらってください。
絶対同じ位置というわけではありませんが、極端に短かったり長かったりすることはないです。
指先は股下より下にきますね。
このように股下の位置がどこにあるかも考えて描きましょう。
指先の位置しか考えてないと、胴が短すぎることに気づかなかったりするからね!
腕の関節は絶対に胸より下。
大体おへそより少し上の位置です。
腕を曲げたイラストを描くときは真っ直ぐ伸ばした腕を想像して描くと、短かったり長かったりするのを防げます。
腕は、腕の付け根を中心に円を描いて動くので、それを踏まえて考えるといいです。
あえて手を長く描くことや短く描くこともありますが、基本として覚えておきましょう。
手のひらと顔の大きさは大体同じ!
実際に手のひらを広げて、自分の顔面を覆ってみましょう。
大体同じくらいになりませんか?
頭じゃなくて顔面な!
よく、手の大きさ小さすぎるなー、逆に大きすぎるなーというイラストを見かけます。
もちろんわざとそうする場合もありますね。
こちらは華奢な14、5歳くらいの女の子を描きたかったので、あえて細くて小さい手にしました。
逆に屈強な男性なら大きめに描くこともありますし、赤ちゃんや子どもの手は小さいです。
ミニキャラも顔より小さく描くことが多いですね。
まーだからなんとなく覚えておくと、ふんわり役に立つと思うよ!
大体や大体
それでも明らかに、手の大きさに違和感があるイラストって多いし実際よく見かけます。
なので初心者さんは、手の大きさは「広げたときにちょうど顔面を覆えるくらい」と覚えておくといいでしょう。
あとがき
絵柄が綺麗であれば、明らかに体が変な向きになって、ありえない体勢になっていたりしても「綺麗!上手な絵!」と褒められていることが実はよくあります。
反対に線が汚ければそれだけで、体のバランスはとれているのに「絵が下手だなあ」と言われているのも見ました。
初心者さんからしたら体のバランスよりも、線や塗りの綺麗さの方に目がいくことが多いということですよね。
もちろんどちらもしっかり描けるようになるのがいちばんの理想ではあるのですが…。
なので今回の記事で紹介した「丁寧に描こう」の項目は基本の基本ではあるのですが、初心者さんのイラスト上達のためにとても重要なことだと思うのです。
次回絵を描くときからすぐに実践していただける簡単なことばかりなので、知らなかった、意識してなかった人は早速試してみてくださいね。
それではまたー!