うさがかく 日常のイラストブログ

元漫画家が、思いついたことをイラストや漫画とともに紹介したり書いてみたりするブログ。絵の描き方もちょこちょこ載せます。

【アイビス】初心者でも簡単!唇の塗り方【無料】

唇の塗り方導入漫画

今回は初心者さんにも簡単にできる「唇の塗り方」をアイビスペイントを使って紹介していきます!

 

以前書いた「人物の塗り方」記事でも唇の塗り方を簡単に説明しているので興味があれば見てみてくださいね。

 

▼人物の塗り方

 

今回の参考イラストはこちら。

f:id:usausagitan:20230226190310j:image

もちろんアイビスペイントで全て無料で描いています。

 

記事通り進めていくと、唇がこんな感じの仕上がりに!

f:id:usausagitan:20230226215549j:image

うまく塗るためのコツも一緒に書いているので、参考にしてくださいね!

 

▼目の塗り方

 

 

 

唇の色を選ぼう!

唇を塗るときに使用する色は2色選びます。

 

え?うさ塗りたい色決まってるんだけど…

 
 

いきなり塗りたい色を直接塗ると、色が浮く原因になってしまうからやで!

 

塗りたい色」と「塗りたい色と肌の色の中間色」の2色を選んでください。

f:id:usausagitan:20230226154638j:image

塗りたい色はこのピンクだとします。

 

肌の色はこの色なので、この色と、塗りたいピンクとの中間あたりの色を選びます。

f:id:usausagitan:20230226155531j:image

肌の色を1度「スポイト」機能を使って確認してみましょう。

 

色の種類」、「色の濃さ」ともに中間くらい…となると、カラーパレットを参考にするとこれくらいでよさそうですね。

f:id:usausagitan:20230226161334j:image

難しく考えなくても、適当で大丈夫です。

 

つくった色を記憶させたい場合は、「」を押してください。

f:id:usausagitan:20230226190950j:image

ベタ塗りならともかく、エアブラシや水彩ブラシだと塗った箇所によって濃度が違うので、「この色を使いたいのに再現できない!」と困ってしまうときがありますよね。

 

選択中の色(赤で囲んだ部分)を長押ししながら空いている下のスペースにどこでもいいのでドラッグすると、そこに色が記憶されます。

f:id:usausagitan:20230226190956j:image

これだと好きな色をすぐに呼び出して使用できるのでとても便利ですよ!

 

 

色が決まったね!

 

ポイント

「塗りたい色」を先に決めるのではなく、肌の色から塗る色を決めた方が、浮かずに自然な色選びができます

 

ブラシを選ぼう!

今回は境目がハッキリしないよう、ふんわりグラデーションになるよう塗ります。

 

 

水彩ブラシ」を使っていくでー!

 

無料で使える水彩ブラシには現在5種類がありますが、わたしは「水彩(不透明2)」を選びました。

f:id:usausagitan:20230226193955j:image

実際に使用して、自分が使いやすいと感じた水彩ブラシを選んでもらえれば大丈夫です。

 

▼無料で使用できるアイビスの水彩ブラシを比較!

 

水彩ブラシでグラデーションにしていくのですが、難しく感じる場合は「エアブラシ」でもかまいません。

f:id:usausagitan:20230226194020j:image

仕上がりは微妙に異なりますが、どちらのブラシもグラデーションを つくることができますよ。

 

水彩ブラシ」と「エアブラシ」、塗り方の比較ができるようそれぞれで仕上げた画像をいちばん最後に載せています。

 

 

見比べてみてね!

 

▼アイビスでも使えるタッチペン!

唇を塗ってみよう!

 

水彩ブラシの方から塗ってみるよ!

 

色を選ぼう」の項目で選んだ「中間色」を塗っていきましょう。

f:id:usausagitan:20230226194035j:image

画像を参考に、唇と同じくらいの大きめサイズのブラシで全体を塗ってください。

 

 

大きめブラシの方がグラデーションがうまくいきやすいねん

 
 

今回うさはブラシの透明度を80%に設定して塗ったよ!

 

中心に軽く色をつけたあと、唇と肌の色の境目を「ポンポン」と1、2度タップするように色を乗せると綺麗に馴染みます。

f:id:usausagitan:20230226194103j:image

上も下も横も、ある程度のはみ出しは気にしなくて大丈夫。

 

唇に塗りたいメインの色を、画像の点線部分を参考に、中間色より一回り小さく塗っていきましょう。

f:id:usausagitan:20230226200125j:image

塗るのは下唇のみでかまいません。

 

 

上唇を塗るのは、塗る範囲や色によってケバく見えたりするから初心者さんが塗るには少し難しいよ!

 
 

まずは下唇から練習しよな!

 

ブラシの大きさは中間色を塗ったときよりも小さめ設定ですが、グラデーションにしやすいよう小さくなりすぎないように。

f:id:usausagitan:20230226200947j:image

唇の真ん中あたりを重点的にぐりぐり塗った後、境目をぽんぽんすればなんとなくいい感じになります。

 

上唇まで色がはみ出たので「消しゴム」で消しましょう。

f:id:usausagitan:20230226205724j:image

きちっと消して境目をつくりたくないので、消しゴムを「エアブラシ」の設定にします。

 

 

上唇このままでええ人は消さんでも大丈夫やで

 

▼エアブラシ消しゴムの使い方

 

 

エアブラシ消しゴムでも消した跡がわかる場合は、「ぼかし」で適当に境目をなぞります。

f:id:usausagitan:20230226205647j:image

唇に綺麗なグラデーションができましたね。

 

▼ぼかしの記事

 

ここまでの工程、水彩ブラシとエアブラシを塗り比べるとこんな感じ。

f:id:usausagitan:20230226210807j:image

このイラストではそこまで差がわからなかったので、下に特徴をまとめてみました。

 

水彩

・透明感

・ムラ

 

エアブラシ

・柔らかい雰囲気

・マット感

・均一感

 

 

うさの好みだけで言うと、水彩がすきー!

 

 

 

ハイライトを入れてみよう!

 

唇にハイライトを入れると、ぷっくりした立体感が出るよ!

 

今回はハイライトの工程を2段階に分けて、より立体感を出していきます。

 

メインのハイライト

色はにしておけば間違いないでしょう。

f:id:usausagitan:20230226211958j:image

入れる場所は下唇の、真ん中を避けた左右どちらか。

 

今回わたしは右側に描くことにしました。

f:id:usausagitan:20230226212148j:image

唇の境目(青の点線)にハイライトがくっつかないように描きます。

 

 

ブラシは、くっきりとしたぼやけないブラシを選んでな!

 

 

うさは「硬めGペン改(なめらか)」で描いたよー!

 

小さめの楕円ひとつかふたつ

f:id:usausagitan:20230226212430j:image

ふたつの場合はハイライトの大きさを同じにしないように、横に並べましょう。

 

メインのハイライトが完成しました!

f:id:usausagitan:20230226213524j:image

これだけでも立体感が出たのがわかりますね!

 

 

薄いハイライト

レイヤーをメインのハイライトとは別につくり、そのレイヤーの透明度を下げます

f:id:usausagitan:20230226213645j:image

ここでは40%に設定しました。

 

先に入れたメインのハイライトと同じ形で、それよりもふた回りほど大きめサイズのものを描いてください。

f:id:usausagitan:20230226214612j:image

境目をふんわりぼやけさせたいので、ブラシは「エアブラシ」にします。

 

最後に「薄いハイライト」の真ん中を通るように、線を1本引きます。

f:id:usausagitan:20230226215327j:image

線を引くのは唇の端までではなく、中心部分だけで大丈夫です。

 

 

お団子みたいに串刺しにする感じだと思えばいいかな!

 
 

う、うん

 

唇の塗りが完成しました!

f:id:usausagitan:20230226215549j:image

ぷっくりとした唇がかわいらしいですね。

 

こちらはエアブラシバージョンです。

f:id:usausagitan:20230226220839j:image

描きやすい方を選んでくださいね。

 

 

人にもよるけど、「簡単」、「早い」のはエアブラシじゃないかな!

 
 

水彩ブラシに挑戦してみるのは、エアブラシでうまく塗れるようになってからの方がいいかもしれんな

 

あとがき

以前別の記事でも書きましたが、今までの記事の閲覧数から考えると「塗り方」についての記事が圧倒的人気のようです。

 

今回は「」についてでしたが、今後も色々な「塗り方記事」を書いていくので、ぜひまた遊びに来てくださいね。

 

少しでも「レベルアップした!」と実感してもらえればうれしいです。

それではまたー。