絵柄、好みなど色々あるのですが、今回は「女の子を全く描けない人が、女の子の顔を描く方法」です!
描いたイラストの人物が女の子に見えるようにするためには「どこをどういう特徴にすれば、より女の子に見えるのか?」ということをひとつずつ順番に説明していきますね。
使用する参考イラストはこちら。
記事通り順番に進めていくと、こんな雰囲気の女の子が描けます。
女の子に見えるよね!
以下のイラスト2枚も参考として使用します。
今回のイラストは3枚ともPCソフトの「クリップスタジオ」で描きました。
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輪郭の描き方!
女の子と男の子を比べたときにいちばん違うところが「骨格」だとわたしは思います。男の子が女装したとしても、なんとなーく「あれ?」と感じることが多いですよね?
女の子の格好をしても全く違和感を感じない男の子もいますが、その場合は華奢な体格の男の子だったり、年齢が低い子だったりするのではないでしょうか。
骨格っていっても、どこをどうすればいいのかわかんないよ!
具体的にどこをどうするかを詳しく説明してくな!
角に丸みを!
角とは、「顎」や「頬」の角度がついている部分(赤丸)のことです。
これを直線的に描くのではなく、曲線で描きましょう。
女の子は男の子に比べて脂肪が多く、全体的に丸みを帯びています。
なのでなるべく角をなくし、曲線で描く方が女の子に見えるのです。
このように尖った輪郭の女の子の絵柄もあります。
尖ってても女の子に見えますよね。
でも、ここは曲線で!
あとで引き算しつつ自分好みに調整してってな!
今回は顔の描き方記事なので、体については言及しません。
目の描き方!
「目」は顔のパーツの中でとくに重要だとわたしは思います。リアルでも、目の印象で雰囲気がすごく変わりますよね。
目の描き方記事もいくつか書いているので、よければ参考にどうぞ〜!
大きさ
目はくりっと大きめの目にしましょう。
切れ長だったりくりっとしていたり二重だったり一重だったり、目に男女差はありません。
でも「女の子のイラスト」の場合、大きな目で描かれることが多いのです。
目の横幅よりも縦幅の方が長くなるよう意識することがポイントやで!
かたち
かたちは普通目〜タレ目にしましょう。
もちろんつり目の女の子もいますし、きつめの目が好きな人も多いです。
うんうん!猫目ってかわいいよね!
ですがここでは普通目〜タレ目にして、優しい雰囲気のかわいらしさを出します。
とりあえず目から、「かわいらしい」「やわらかい」「優しい」雰囲気を出していきましょう。
ちなみにこちらは少しつり目気味に描いた、猫目の女の子のイラスト。
「誰がみても女の子!」のイラストを描けるようになったら、こんな感じの目にもぜひ挑戦してみてくださいね。
まつ毛
まつ毛の多さや長さは人それぞれですが、まつ毛が生えていない人は基本的にはいないですよね。
でもイラストで描く場合は、まつ毛を描かない場合も男女問わず結構あります。
上のイラストでもまつ毛を描いていませんが、女の子に見えますよね。
ただ、女の子を描くのが苦手な人が女の子を描く場合は、好みはありますがまつ毛は描きましょう。
まつ毛があった方が、目が大きく、くりっとかわいらしく見えるからです。
女の子はメイクでマスカラしてまつ毛を長く、目を大きく見せるやろ?
それと同じかぁ!
描くまつ毛は上まつ毛2、3本くらいでいいと思います。
下まつ毛も描いていいのですが、これは初心者さん用講座。
まつ毛を描きすぎて変になることは避けたいという理由から、必要最低限にしておきます。
目が完成しました!
この目だけで、「あ、女の子を描いてるのかな?」とわかるのではないでしょうか。
目って重要なんだね〜!
鼻の描き方!
鼻はあまり主張しない方がいいです。
人によっては鼻を「点」だけで描く人もいるよね!
鼻がしっかりあった方が大人っぽく、横に広がるとどちらかと言えば男性っぽい印象になります。
わたしは普段は大抵鼻の穴を描きますが、初心者さんでうまく描けない人もいると思うので今回は描かずに進めましょう。
「点」の鼻だけだとわかりにくいので、短い斜め線にしました。
鼻筋と鼻の穴を描いたイラストの例はこちら。
小さめの鼻と比べて、
大人っぽく、綺麗めの顔の印象になっていますよね。鼻を描いたあとの全体像です。
眉毛の描き方!
太さは細めでいきましょう。
リアルでは太め眉やらなんやらトレンドがあったりするのですが、女の子のイラストを描きたい場合、初心者さんは細め眉で統一してください。
太めの眉毛でかわいいイラストの女の子も多いです。
この参考イラストの女の子の眉毛はそこまで太くないのであまり参考になりませんが、ある程度の太さがありますよね。
今回描く眉毛は1本線でかまいません。
目の角度に合わせて優しい曲線にしましょう。
1本線で眉毛を描く理由は、眉毛を太くする場合「どれくらいの太さ?」「どの部分を太くすれば?」なども考える必要があるからです。
失敗すると女の子に見えなくなる可能性があるので、あえて太くしないことにしました。
失敗すると女の子に見えなくなる可能性があるので、あえて太くしないことにしました。
眉毛完成です。
ここまで描くと、顔の雰囲気がなんとなく決まってきますね!
口
口は小さめに描きます。
小さめってどれくらい?
大体「左右の目の間の幅」よりひと回り小さいくらいと考えればいいと思います。
「左右の目の間の幅」は矢印の部分ですね。
とりあえずはみ出ないよう気をつけてくれればええで!
大きい口にすると一般的には「元気」、「活発」などのイメージに近づくと思います。
例のイラストのような大きな口もかわいいのですが、今回は「女の子を描けない初心者さん」向けの記事。
「元気」よりも「かわいらしい」、「可憐」などのイメージをつけたいのです。
口が完成しました。
これで顔のパーツは全て描くことができましたね。
髪の描き方!
長さ
髪はとりあえず長めにしておきましょう。
髪長い男の子もいるし、ショートカットの女の子ってかわいいよ?
わかります。
ですが街に出てロングヘアの人を探してみてください。
ロングヘアは男性と女性どちらが多いですか?
「髪が長めのヘアスタイル→女の子が多め」ですよね。
ショートカットの女の子はたしかにかわいいのですが、女の子のイラストを描くのが難しいと思っている初心者さんがあえて挑戦しなくてもいいと思います。
まずはロングヘアの女の子をうまく描けるようになりましょう!
性別どっちやと思う?って聞いて百発百中で「女の子!」って当ててもらえるようになってから次の段階いこな!
くせ毛
髪の「くせ」はあまりつけない方がいいです。
まずイラスト初心者さんには「くせ毛」を描くこと自体が難しいのではないでしょうか。
こちらはくせ毛の女の子のイラストです。
かわいいのですが、このような髪を描くには「どこをハネさせればいいの?」など別の疑問が出てきてしまいます。
ゆるやかな曲線を描くくらいの直毛にしておきましょう。
曲線は内向きでも外向きでもどちらでもかまいません。
参考イラストは内向きの曲線で髪を描きました。
記事通り進めたイラストの全体像がこちら。
女の子に見えますよね!
服を着せてカラーにしてみます。
記事の最初で紹介したイラストの完成です〜!
お疲れさまでした!
ここまで実践したあなたは「女の子に見える人物」を描くことができるようになりましたね!
おめでとう〜!
あとがき
自分で記事を書いていて気づいたことは、 顔のパーツに関して「目以外は小ぶりに描く方が女の子に見えやすい」ということです。
この記事通り進めていけば、とりあえずは女の子に見える人物のイラストが描けたのではないでしょうか。
何度も書いていますが、「女の子は絶対にこう!」と考えているわけではありません。
好きな系統の女の子はありますが、偏見もないです。
頑張っても女の子が描けない人のために書いた記事だからね!
まず「全く女の子が描けない状態」からこの記事で「とりあえず女の子にみえるね!」までもっていきましょう。
その後引き算なり足し算なりしつつ、理想の女の子が描けるレベルになれればいいんです。
段階を踏めば少しずつでも絶対成長するからな!
ちなみにこの記事で紹介した項目を全て反対にして実践すると、男の子に見えるイラストがある程度描けると思いますよ~。
てことで今回の記事はここまでにします。
それではまた次回〜!