うさがかく 日常のイラストブログ

元漫画家が、思いついたことをイラストや漫画とともに紹介したり書いてみたりするブログ。絵の描き方もちょこちょこ載せます。

【アイビス&デジタル】筆圧感知なしでうまく描く方法!【線画】

筆圧感知なし導入漫画

誰でも簡単に「筆圧感知なしでもうまく描く方法」をご紹介します!

 

対応していない機種を使用しているという理由以外に、「筆圧感知すると線がぶれてうまく描けない…」「うまく線に強弱がつけられない…」という方にもオススメの方法です。

 

参考にするイラストは、アイビスペイントで、「ペン(ハード)」を使用して描きました。

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強弱がつかず、均一な線が描けるブラシです。

 

今回参考にするイラストはこちら!

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均一な線しか描けないブラシでもこんなふうになるんです!

(塗り部分は筆圧感知なし設定でペン(ハード)以外のブラシも使用してます。)

 

 

アイビス以外を使ってる人でも参考にできる方法だよ!

 

 

▼アイビスペイントで使えるタッチペン!

 

 

 

 

 

ブラシで線を重ねよう

線を少しずつずらして重ねることによって、線に太い部分と細い部分をつくり強弱がついて見えるようにしよう!ということです。

 

重ねてつくる線の太さは、もとの線と比べて大体1.5〜3倍くらいまでがいいんじゃないでしょうか。

線を重ねて主線を太くした図

もちろんその部分によって太さの調整は必須です。

 

うまく描くポイントは、主線に使った線よりも細めのブラシを使用すること。

主線と重ねた線の太さの比較

今回は2分の1くらいの太さのブラシにしました。

 

太くしたい部分だけでなく、その前後の部分にも線を重ねましょう。

線を重ねるときのポイント

太くしたい部分だけ線をはみ出すイメージです。

 

 

重ねた線の端(切れ目)が見えない方が、滑らかな1本線に見えるからやで

 
 

それはいいけど…どこを太くしたらいいのかがわかんないよ!

 

 

次の項目では、参考イラストと一緒に具体的に見ていきましょう。

 

ここを太くすれば間違いない!

線の入り部分

実際にアナログなどで描くときも、最初の入りの部分は力が入りますよね。

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力が入る部分=太くなる」なので、入り(ここでは顔の輪郭線の最初の部分)はこのように太めに描いてみましょう。

 

影になる部分

例えば首の影。

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線を重ねて太くしているのがわかりますよね。

 

髪の影も、カラーで描いた髪の影とは別に、生え際の主線を少し太くして影を表現してみましょう。

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立体感が生まれましたね。

 

ゆるくカーブがかかる部分

こちらは顔の輪郭線です。

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全部が全部というわけではないのですが、「輪郭線のゆるくカーブがかかっている部分」は太めにすると線にメリハリが出ます。

 

 

顔の輪郭線以外に、髪とか服とかの輪郭線もやで!

 

 

ただ、絵師さんやそのときの状況によってカーブしているところが逆に線が細くなることもあります。

 

 

確かに、線の入り+ゆるいカーブ部分どっちも太くしたら、線が全部太くなる可能性あるもんね

 
 

難しく感じたらここはスルーでええわ

 

 

 

消しゴムで線を消してみよう

均一な線しか引けないブラシだと、線の先はこのように丸くなってしまいますよね。

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優しく柔らかい雰囲気を出せるのですが、これだとシャープな線が描けません。

 

線の先が丸くなってるのがだめ…?

じゃあ消しゴムで線の先を消して尖らせちゃえばいいじゃん!

というわけで実践。

 

消しゴムもブラシと同じように、強弱がつかない「ペン(ハード)」のペン先を使用しています。

消しゴムで線の先を消して尖らせた図

線に強弱がついて見えますよね!

 

いきなりガクンと細くするのではなく、徐々になめらかに細くなっていくのが理想です。

 

ではどの部分を尖らせればいいのか説明していきます。

 

線を細くするのはここ!

ずばり線の先ですね!

 

 

もちろん、全部の線の先を尖らせればいいってわけちゃうで!

 

 

線の抜き部分」を主に、細く尖らせましょう。

 

 

太くする部分とは反対だ!

 

 

顔のパーツの線の先

眉毛のことですね。

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どの部分も線の先はシャープな方が見栄えがいいです。

 

このように線の入りも抜きも関係なく、先端を尖らせています。

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何も考えずに消しゴムで線の先を削れば大丈夫!

 

 

 

髪(毛)の先

髪の毛やまつげなど「毛」の先は尖らせてシャープにした方がそれっぽく見えますね。

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細く尖らせて繊細な感じを出しましょう。

 

服のしわの線の先

服のしわは、人物の輪郭線と比べそこまで主張しなくていい部分です。

 

もちろん服のしわの影になっている部分は太くした方が、より立体的にリアルに見えるのですが、初心者さんはそこまで気にしなくても大丈夫。

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線の両端とも細くしちゃってかまいません。

 

ここに書いたものは、線の先を尖らせておけば間違いないと思います。

なのでとりあえずここに書いた部分だけでも実践してみてくださいね。

 

素早く描こう

ほかのお絵かきソフトやアプリではわかりませんが、アイビスペイントでは筆圧を感知できなくても速度は感知するようです。

 

 

つまりどういうこと?

 
 

 

(左)強弱がつかない、均一な線を描けるブラシ「ペン(ハード)」などで描く場合はもちろん均一の太さの線になります。

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(右)筆圧感知なしの状態で、強弱がつくブラシ「Gペン(ハード)」でゆっくり描いたのが右の線。

 

ですが筆圧感知なしの状態でも、描くときの動きを素早くすることで、強弱のついた線を描くことができるのです。

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筆圧感知なしのまま「Gペン(ハード)」で描きましたが、線の先が細く尖って少し強弱がついていますね。

 

筆圧感知してほしいのにしない!と悩んでいる方も多そうですが、筆圧を感知する方が描きにくいのであえてオフに設定しているという友人もいました。

 

ただ、このように筆圧感知なしでは描けないような線もあります。

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どちらも試せる方は、一度両方体験してみた上で、自分に合う方を選ぶのがいいかもしれません。

 

 

あとがき

絵を描くときに、筆圧感知って大事なことだとわたしは思います。

 

ですがあえて均一な線を引けるブラシで描く漫画家さんや、イラストレーターさんがいるのも事実。

 

いちばん大事にしたいのは「みんなが言ってる、やってるから」ではなく「自分がどんな絵を描きたくて、近づくためにはどんな線が合うのか」を考えることだと思います。

 

 

思い描いた通りの線を描けるとうれしいよね!

 
 

 

わたしもなかなか満足いくような線やイラストを描くことは難しいですが、自分の理想に少しでも近づけるよう日々頑張ります。

 

それでは〜!

 

 

 

 

【アイビス&デジタル】「ぼかし」機能で目にウルウルの透明感を!【簡単】

ハイライトぼかし用導入漫画

 

参考にするイラストはこちら。

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アイビスペイントで描きました。

 

今回の記事通り進めていくと、はっきりくっきりしていた瞳がこのようにウルウルに!

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もとの目のイラストよりも透明感が出てる!

 
 

 

目の塗り方はこちらの記事が参考になります!

 

 

 

んじゃ早速やってくでー

 
 

 

 

▼アイビスペイントで使えるタッチペン!

 

ぼかし機能の使い方

いちばん下の左から2番目のアイコンをタップしましょう。

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出てくるフキダシの中から「ぼかし」機能を選択します。

 

ペン先は柔らかめが使いやすく感じたので、今回は「Gペン(ソフト)」に設定しました。

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ぼかしアイコンをタップでペン先を選べますよ。 

 

不透明度でぼかしの強弱を調整できます。

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今回は全ての工程を不透明度100%で進めますが、好みで変更してくださいね。

 

 

ぼかすときは引きずりのばすようにぼかすより、トントン叩くようにしてちょっとずつ調整しながらぼかすとやりやすいよ!

 

 

いちばん明るいハイライトをぼかそう!

瞳の中に描いている、白で描いたハイライトの部分です。

参考イラストの瞳の中のいちばん明るいハイライト6つを赤丸で囲んだイラスト

赤丸で囲んでいますが、このイラストでは全部で6つありますね。

 

ハイライトを真ん中で半分に割ったら(赤線)、そこから内側の部分だけぼかしていきます。

ハイライトのどこをぼかすか解説した女の子の目のイラスト「ハイライトを半分に割る中心線(赤線)」は、瞳の中心点からハイライトへ向かって真っすぐ線(ピンク線)をのばし、その線に大体垂直になるよう引きましょう。

 

全てのハイライトの内側の部分だけぼかせました!

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両目とも完了しています。

 

こちらは目だけ拡大した比較画像。

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ハイライトを 全体的にぼかさないのは、その方がメリハリが出る気がするからです。

 

 

そういう意味では、少しもぼかさず残しておくハイライトがあってもええよな

 
 

 

 

 

 

薄いハイライトをぼかそう!

色が薄いのでわかりにくいですが、赤丸で囲んでいる部分です。

薄いハイライトを赤丸で囲ったイラスト

この薄いハイライトがあるおかげで、瞳に奥行きが出ていますよね。

 

この薄いハイライトを描くのもとても簡単です。

描き方が知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

 

「ぼかし」機能で、薄いハイライトのふちをぼかしていきます。

薄いハイライトの、ぼかす、ぼかさない部分を指示した女の子の目のイラスト

いちばん大きなハイライト2つの「瞳の輪郭線(ピンク線)に近い部分(赤線)」と、「薄いハイライト同士の境目(緑線)」はぼかしません。

 

 

「瞳の輪郭線に近い部分」を残すのは、「いちばん明るいハイライト」での理由と同じで、全部ぼかすとメリハリがなくなるからやな

 
 

「薄いハイライト同士の境目」をぼかさないのは、潰れて薄いハイライト同士がひとつになってしまうのを避けるためだよー!

 
 

 

こんな感じになりました。

薄いハイライトのぼかしを完了した女の子のイラスト全体図だと変わった部分はわかりにくいかな?

 

拡大した比較画像です。

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拡大して並べるとわかりやすいですね!

 

瞳全体をぼかそう!

瞳の輪郭線(赤線)を消します。

瞳の輪郭線を示した女の子の目のイラスト

このイラストでは瞳孔の輪郭線(ピンク線)も描いているのでそれも消します。

 

ふたつとも消すとこんな感じ。

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ふちがガタついていますが、全然気しなくていいです。

 

ぼかし機能で、トントンしながら瞳全体のふちをぼかしていきましょう。

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終わったら瞳孔のふちも忘れずに全部ぼかしてくださいね。

 

全てぼかせたらイラスト完成です!

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お疲れさまでしたー!

 

比較画像はこちら。

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ひたすらトントンしてただけな気がするな…

 
 

今回も簡単すぎてごめんなさいっ

 
 

 

いちばん最初のぼかし一切なしの目との比較画像も載せておきます。

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こう見ると変わりましたね〜!

 

あとがき

どんな目が描きたいかは好みもありますが、 色々な描き方を覚えておいて損はないかと思います。

 

難しいことといえば、力の入れ加減くらいかなと感じますので、何回か練習すれば誰でも「ぼかし」機能を使いこなせるようになりそうですよね。

 

今回は「ぼかし」機能を、目をウルウルさせるために使用しましたが、ほかにも使いどころはたくさんあります。

 

今後またほかの使い方も機会があれば紹介しますね!

 

「ウルウル」の意味が少し違ってきますが、こちらの記事では「簡単に泣き顔を描く方法」を紹介しているのでよければあわせてどうぞ~!

 

 

ところで、記事のサムネイルを今まで導入漫画にしていたのですが、2021/3/15更新の記事と今回の記事だけ別でつくっています。

 

 

導入漫画がサムネイルやったときと比べてどやろ?

 
 

 

この方が記事の内容がわかりやすくなって、記事の検索がしやすいかと思ったのですが、いかがでしょう。

 

時間がかかりそうですが今後、今までの記事もサムネイルをこのようにしていければなと思っています。

 

 

みんながもっとイラストを描くのがすきになってくれますようにー!

 
 

 

それではまたー。

【初心者】知ってるだけで即日絵が上手くなる方法第2弾!

即日絵が上手くなる第2弾導入漫画

ということで「知ってるだけで即日絵が上手くなる方法第2弾」をご紹介します!

 

▼第1弾の記事はこちら!

 

 

 

 

丁寧に描こう!

女の子のイラスト

イラストを描くとき、丁寧に描いていますか?

 

まずはここからなんですよ、本当に。

 

適当に描いた10枚よりも、丁寧に描いた1枚の方が確実に上達します。

 

初心者さんはお絵かきするときに、丁寧に描くだけでイラストの見映えは良くなるし、描くたびにレベルアップすることができるんです!

 

 

それだけでレベルアップするなんてかなり楽やんな?

 
 

なら時間をかければいいの?と言われたらそういうわけではありません。

 

 

「丁寧」って何!?

 
 

そんな方のために、具体的にはどういう点を気にすればいいのかいくつか紹介します。

 

線を1本で描こう!

 

 

一筆描きしろっていう意味じゃないよ!

 
 

初心者さんのイラストで見ていて思うのが、下絵ではなく清書なのに、線がガサガサしている方が多くみられるということです。

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このように、何度もなぞったような線というか…

 

わざとそのように描いて味を出している方はもちろん多くいます!

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ただ、よくこのブログでも言っていることなんですが「初心者さんが描く」のと、「わざとそう描いている」のは違うし見ればわかること。

 

 

何本もなぞったような線で描く場合は、誤魔化しがきくからなぁ

 
 

絶対になぞってはいけない、線を途切れさせてはいけない、という意味ではありません。

つまり余分な線が多いんです。

 

絵が上手くなりたいと思っている初心者さんで、日頃からこのような線でしか描いていない方は「しっかりと1本の線でイラストを描き切る」ということをしてみてください。

 

線や色がはみ出してない?

これもよく見ます。

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見逃してた!と言うにはひどいはみ出し。

 

これ、消しゴムで消したらいいだけですよね?

 

初心者だから、はみ出しているというのがわからなくて…

ってそんなわけないですよね?

 

こういうところを細かく修正して仕上げていくことが、上手くなるための近道のひとつ。

 

面倒でも、何時間もかかりませんし、難しいことではないはずですよ!

 

適当に塗ってない?

例えばこんな感じですね。

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はみ出してないけど…塗り残しはあるし、第一塗った線がぐちゃぐちゃだったり。

 

これって上手に描けないからどうしてもこうなってしまう、というわけではありませんよね。

 

拡大しないと気付かないような細かい部分なら仕方ないですが、どう見てもわかる塗り残し。

ま、これでいっか!」と適当に塗っているのがバレバレです。

 

「塗りつぶしツール」で塗りつぶしたあと、塗りつぶしできていない細かい部分をブラシで丁寧にきっちりと塗る

これだけで丁寧に描いている感を出すことができるんです。

 

 

特殊な技術が必要なわけじゃないんやから、ここで面倒臭がったらあかんで!

 

▼塗りつぶしツールとは?

 

 

でも、わざと余白を空けて塗ったイラストを描きたいんだもん!」という方もいると思います。

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こんな感じの塗り方は、確かにわたしもすきです。

 

優しい感じの雰囲気を出せますね。

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パステルやクレヨンの良さが引き出せる塗り方です。

 

スピード感を出すときにもいいでしょう。
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動いてる方向と同じ向きの線で塗っているのがわかりますね。

 

ただ初心者さんが最初に挑戦する塗り方ではないと、わたしは思います。

初心者さんが描く」のと、「わざとそう描いている」のは違うということを何度も言っていますよね。

 

「このような塗り方で上手に塗れる人」の中で、きっちり塗ることができない人はいないということを覚えておきましょう!

 

 

 

腕の長さの比率は大体同じ!

腕の長さが長すぎたり短すぎたりするイラストをよく見ます。

腕を曲げてい女の子のイラスト

自分で描いたイラストのキャラが腕をのばしたときに手はどの位置にきますかね?

 

実際自分でも立って試してみましょう。

真っ直ぐ腕を下にのばします。

大体骨盤の出っぱってる部分の少し下あたりに手のひらがきませんか?

 

家族や友人にもやってもらってください。

絶対同じ位置というわけではありませんが、極端に短かったり長かったりすることはないです。

 

指先は股下より下にきますね。

指先の位置解説イラスト

このように股下の位置がどこにあるかも考えて描きましょう。

 

 

指先の位置しか考えてないと、胴が短すぎることに気づかなかったりするからね!

 

腕の関節は絶対に胸より下

腕の関節の位置解説イラスト大体おへそより少し上の位置です。

 

腕を曲げたイラストを描くときは真っ直ぐ伸ばした腕を想像して描くと、短かったり長かったりするのを防げます。

腕を曲げている腕は、腕の付け根を中心に円を描いて動くので、それを踏まえて考えるといいです。

 

あえて手を長く描くことや短く描くこともありますが、基本として覚えておきましょう。

 

手のひらと顔の大きさは大体同じ!

実際に手のひらを広げて、自分の顔面を覆ってみましょう。

 

大体同じくらいになりませんか?

 

 

頭じゃなくて顔面な!

 

よく、手の大きさ小さすぎるなー、逆に大きすぎるなーというイラストを見かけます。

 

もちろんわざとそうする場合もありますね。

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こちらは華奢な14、5歳くらいの女の子を描きたかったので、あえて細くて小さい手にしました。

 

逆に屈強な男性なら大きめに描くこともありますし、赤ちゃんや子どもの手は小さいです。

顔より小さい手の例として女の子のイラスト

ミニキャラも顔より小さく描くことが多いですね。

 

 

まーだからなんとなく覚えておくと、ふんわり役に立つと思うよ!

 
 

大体や大体

 

それでも明らかに、手の大きさに違和感があるイラストって多いし実際よく見かけます。

 

なので初心者さんは、手の大きさは「広げたときにちょうど顔面を覆えるくらい」と覚えておくといいでしょう。

 

あとがき

絵柄が綺麗であれば、明らかに体が変な向きになって、ありえない体勢になっていたりしても「綺麗!上手な絵!」と褒められていることが実はよくあります。

 

反対に線が汚ければそれだけで、体のバランスはとれているのに「絵が下手だなあ」と言われているのも見ました。

 

初心者さんからしたら体のバランスよりも、線や塗りの綺麗さの方に目がいくことが多いということですよね。

 

もちろんどちらもしっかり描けるようになるのがいちばんの理想ではあるのですが…。

 

なので今回の記事で紹介した「丁寧に描こう」の項目は基本の基本ではあるのですが、初心者さんのイラスト上達のためにとても重要なことだと思うのです。

 

次回絵を描くときからすぐに実践していただける簡単なことばかりなので、知らなかった、意識してなかった人は早速試してみてくださいね。

 

それではまたー!

 

 

 

 

【アイビス&デジタル】簡単すぎ!髪の塗り方!【初心者用】

髪の塗り方用導入漫画

以前の記事では人物の塗り方を、基本とまとめてひとつの記事で紹介しました。

今回はレベルアップ編としてひとつの部分をより掘り下げて紹介していきます。

 

というわけで「髪の塗り方」編!

 

アイビスペイントで描いた、こちらのイラストを使用します。

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塗り方がわかりやすいよう、ストレートヘアの女の子にしてみたよ!

 
 

もちろんほかのお絵かきソフトやアプリでも大丈夫ですよ。

ペイントツールのスタンダード【CLIP STUDIO PAINT PRO】

 

 

今回紹介することを順番にやれば、初心者さんでもこんなふうに髪を塗れるようになります!

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誰でも簡単にできるので、ぜひ最後まで見ていってくださいね。

 

 

▼アイビスペイントで使えるタッチペン!

 

ベースを塗ろう!

髪の色用に新規レイヤーをつくります。

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髪の部分に塗りつぶしツールで下塗りをしましょう。

 

▼レイヤーがわからない人はこちら!

 

髪色は今回赤系にしていこうと思うので、一旦濃いめの赤を塗りました。

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濃い赤を塗ったのは下塗り記事で説明したように、塗り残し部分を見逃さないようにするためです。

 

▼下塗りすると上手く塗れるよ!

 

隙間なく塗れたら、本来塗りたい濃さより少し薄い色に変更してください。

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今回は線画色変更フィルターで色変更しました。

 

濃さは細かく考える必要はなく、適当でいいです。

 

 

赤に塗りたいんやから薄めの赤や!

 
 

で、出た適当~!

 
 

 

▼色変更のやり方はこちら!

 

エアブラシにして、前髪と後ろ髪に毛先から上にむかってグラデーションをかけます。

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前髪は大体半分くらい、後ろ髪は耳の下あたりまでグラデーションをかけましょう。

 

 

下塗りに使った色より少し濃いめの色で塗ってな

 
 

エアブラシのふわっと感を出すために、ブラシの先は大きめに設定してね!

 
 

 

頭頂部を中心に、後ろ髪にかけたグラデーションと同じ色楕円を描きます。

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これも太めのエアブラシで描きましょう。

 

こんな感じになりました。

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これだけでも、ベタ塗りしただけより立体感が出ているのがわかりますね。

 

 

以前の塗り方記事でも、下からグラデーションかけて髪の立体感出してたな

 
 

 

▼塗り方記事

 

 

今回はこれより上級者編だよー!

 
 

 

影をいれてみよう!

影の色は前の項のグラデーションと同じ色です。

 

水彩ブラシ髪の内側の線を、なぞってるんだな〜とわかるくらいの濃さになるまでなぞってください。

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ブラシはなぞる線の太さよりもかなり太めがいいです。

 

水彩ブラシは無料で使えるブラシの中のどれでもいいのですが、今回は「水彩(混色2)」を使いました。

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ブラシの不透明度を25〜30に設定すると影が描きやすいです。

 

線の部分だけではなく、頭頂部の楕円から下のグラデーションに繋げるように、線がないところにも描くのがうまく描くポイント。

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髪の流れが途切れず自然に見えますよね。

 

 

水彩ブラシにするのは、適当でもバレにくいし、失敗も誤魔化しやすいからっていうひどい理由だよ!

 
 

消しゴムかけとか楽になるし、グラデーション、影、とかでレイヤーは分けよな

 
 

 

▼レイヤーを分けるとうまく描ける!

 

影を入れ終わったイラストがこちら。

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ちょっと上級者感が出ましたよね!

 

 

 

 

ハイライトをいれてみよう!

ハイライト用の新規レイヤーを髪レイヤーにクリッピング。

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ブレンドモード」を「普通」から「加算・発光」に変更します。

 

水彩ブラシ(ここでは水彩〈混色2〉使用)で「ハイライトを入れる位置」に適当にハイライトを入れてください。

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色は影で使った色、ブラシ不透明度は100%で描いています。

 

 

ブラシを太くして一気に描いた方が描きやすいよ!

 
 

 

▼ハイライトを入れる位置がわからないならこの記事!

 

太めの消しゴムでハイライトを適当に5分割くらいにします。

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きっちり同じ大きさに分けると不自然になるので、適当でいいです。

 

消しゴムはペン(ハード)不透明度は40%ほどに設定しました。

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不透明度を下げたのは、消しゴムをかけたときにボヤッとした感じを出したいからです。

 

③で使用した消しゴムより細めの消しゴムで、分割されたハイライトをひとつずつ更に3分割にします。

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大体「」「」「」となるよう3分割にするとよさそうです。

 

④で使用した消しゴムより細めの消しゴムで、分割されたハイライトをそれぞれ更に2分割します。

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髪の流れに沿ってさえいれば、ハイライトの形が尖ったり変な形になってもかまいません。

 

ポイント

● 髪の流れ(線)に沿って消すこと!

● 髪の主線をまたがないように消すこと!

 

イラストで見た方がわかりやすいですね。

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消えかけてる部分のハイライトもありますが問題ありません。

 

新規レイヤーを作成してクリッピングします。

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ブレンドモードは「普通」から「加算・発光」に変更。

 

 

色は髪のベースに使用した薄い色に設定してね!

 
 

ブラシは、5分割したハイライトのひとかたまりと同じくらいの太さエアブラシにしてな!

 
 

 

円を描くようにして、5分割したひとかたまりずつをエアブラシでクルクルしてください。

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クルクルするほどその箇所が明るく、発光して見えるようになるので、お好みの明るさになるまでクルクルしましょう。

 

あとからレイヤーの不透明度を変更して明るさ調整をすることもできます。

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不透明度を80%にして、少しだけ明るさを抑えました。

 

ハイライトと髪の色の境界線がくっきりわかり不自然なので、消しゴムで境目を薄くします。

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作業レイヤーはハイライト用のレイヤーに変更。

 

 

消しゴムのペン先は「Gペン(ソフト)」を選択してください。

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不透明度は15〜30%くらいに下げます。

 

太めのペン先でハイライトの境界線(赤丸部分)だけを薄くします。

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軽く横に滑らせる感じで消すのがコツです。

 

境目が一段階薄くなっているのがわかるでしょうか。

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不自然さが軽減されていますね。

 

全体をみるとこんな感じです。

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ここで完成でもいいですね!

 

レイヤーはそのままで、ブラシは自分の描きやすい細めのブラシを選択してください。

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色は髪色のグラデーションに使用した色と同じにします。

 

 

うさが使ったブラシは硬めスクールペン(なめらか)だよ!

 
 

 

髪の主線とくっついているハイライト部分を探します。

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ハイライトよりも長い線を、主線に沿って1本ずつ描いてください。

 

主線からはみ出さないよう、ハイライト側に線をかきます。

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ブラシの抜きを細くしたいので、内側から外側に向かって描くと描きやすいです。

 

これで髪の塗り完了です!

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お疲れさまでした~!

 

あとがき

デジタルでの髪の塗り方を、アイビスペイントで紹介しましたがいかがでしたか?

 

順番通りやっていけばきっと誰でも簡単に髪を塗れたと思います。

 

髪の塗り方は人それぞれですし、キャラによって塗り分けたりする場合もありますよね。

 

 

つまり髪の塗り方無限大ということや!

 
 

 

ということで目の塗り方記事同様、髪の塗り方記事も今回だけで終わらずまた書いていく予定です。

 

▼目の塗り方記事

 

わたしが書いた記事が少しでも誰かの役に立ちますようにー!

それではまた!

 

【初心者】髪のハイライトをいれる位置はここ!【正面、斜め、横の基本編】

ハイライト位置用導入漫画

今回は「髪に入れるハイライトの位置」についてお話しますー。

 

ハイライトをいれるのって難しそうだし、実際難しいと思います。

 

ハイライトの位置や形って固定されたものじゃないし、光の入り具合で変わってくるんですよね。

だから難しく感じるのではないでしょうか。

 

なので今回の記事は、光の方向とか影なんて知らん!そんなん無視して「ここに、こう!!」って決めちゃうよ、という内容になっております。

 

 

ご、強引…!

 
 

例に使うイラストは、わかりやすいよう全てロングのストレートヘアの女の子にしています。

髪の色だけ塗っていないストレートヘアの女の子のイラスト

 

 

ハイライトの入れる位置についての記事やから、入れ方(塗り方)についてはまた別記事で紹介するな!

 
 

どんなハイライトがあるのかは、最後に軽く紹介してるから見てみてね!

 

 

 

 

 

 

基本

太陽や室内灯って基本的には上にありますよね。

うささんと太陽と電気のイラスト

なので頭頂部を中心にハイライトを入れていきます。

 

厳密に言うと光源の位置によって光の入り方は変わってくるのですが、考えなくていいです。

 

 

難しいことは考えるの放棄してええねんもう

 

 

ハイライトの入れ方は下のイラストのように、髪のひと束ひと束に入れるやり方もあるのですが、初心者の方には難易度が高いです。

髪のハイライト入れ方の例用女の子イラスト

今回紹介するやり方を完璧にできるようになってから挑戦しましょうね。

 

正面

前髪に横線を4本均等に引き、3分割します。

前髪に横線を4本引いた女の子のイラスト

毎度のことですが、きっちりじゃなく適当で大丈夫ですよ。

 

横線は頭部分にも延長しましょう。

前髪に引いた横線を頭部まで延長した女の子のイラスト

 

4分割したいちばん上と下の部分だけ横線(青)で2つに分けてください。

前髪に横線を2本描き足した女の子のイラスト

 

顔の中心に線(緑)を1本引きます。

中心に縦線を引いた女の子のイラスト

 

中心線から、例のように斜めの線(ピンク)を引いてください。

斜め線を描き足した女の子のイラスト

 

⑤で引いた斜めの線をカーブのかかった線にしていきましょう。

女の子の前髪に描いた斜め線をカーブさせたイラスト

 

 

中心から外側に若干広がるように描いてな!

 

 

水色で塗ったところがハイライトを描く位置です。

ハイライトを描く位置を塗りつぶした女の子のイラスト

ここからはみ出さずに描けば、大体間違いはないでしょう。

 

前髪が短い場合も、前髪の長さに合わせて同じ手順でやれば大丈夫だよ!

 

 

▼前髪が短いキャラの例

短い前髪のキャラのイラスト

 

前髪ない場合は前髪あるていで下描き進めて、実際ハイライト入れるのは後ろ髪だけにしたらええで

 

 

▼前髪のないキャラの例

前髪のない女の子のイラスト

斜め、横

やり方は「正面」とほとんど同じです。

斜め向きの女の子と横向きの女の子のイラスト

 斜め向きの顔と横顔、同時に進めますね。

 

前髪に横線を4本均等に引き、3分割します。

前髪に横線を4本引いた2人の女の子のイラスト

 横線の傾きは顔の傾きに合わせて調整してください。

 

傾きがわからんかったら、前髪のいちばん端と端を繋ぐとええで

 

横線を頭部分にも延長してください。

横線を頭部まで延長した2人の女の子のイラスト

 

③4分割したいちばん上と下の部分だけ横線(青)で2つに分けましょう。

横線を2本付け足した2人の女の子のイラスト

 

横線に直角になるよう、斜め向きの顔に縦線(緑)を1本引きます。

2人の女の子のうち斜め向きの顔の女の子に縦線を付け足したイラスト

大体おでこの真ん中あたりに引いてください。

 

斜め向きの顔は、縦線を中心として前髪の境目まで斜めの線(ピンク)を引いてください。

2人の女の子の前髪に斜め線を引いたイラスト

横顔にも、例のように前髪の境目まで斜めの線を引きます。

 

前髪の境目から頭部の後ろにかけて斜めの線(オレンジ)を引きます。

前髪に斜め線を付け足した2人の女の子のイラスト

 

で引いた斜めの線をカーブのかかった線にしていきましょう。

前髪の斜め線にカーブをかけた2人の女の子のイラスト

 

 

できたー!

 

髪のハイライトを塗る位置を示した2人の女の子のイラストピンク線の内側、水色で塗りつぶした部分がハイライトを描く位置です。

 

 

 

 

ハイライトの形や種類

 

ハイライトを入れる位置は決まったけど、どんなふうに入れたらいいのかな?

 

 

ハイライトの形や種類はそれこそ人によって違いますし無数にあります。

色々なハイライトの例

丸い形、ギザギザ…。

 

ですが種類はいくつあっても、「ハイライトを入れる位置」からはみ出さないよう描いておけばそこまでおかしくならないと思います。

赤線でハイライトの位置確認をしているイラスト

こんな感じでなんとなくおさまっていればいいです。

 

例として使っていたイラストのキャラの髪を塗って、実際にハイライトを入れてみました。

正面を向いた女の子のイラスト

正面を向いている女の子はギザギザのハイライト。

 

斜め向きの女の子には、ブラシの「入り」と「抜き」を細くしたハイライトを入れて、

サラサラした繊細な髪の感じを出しました。

斜め向きの女の子と横顔の女の子の髪を塗ったイラスト

横向きの女の子には、ちょっと変わっていますが星の形をハイライトのようにして描いています。

 

難しい形にしなくても、いっそそこだけベタ塗りにしたり、エアブラシでハイライトにするだけでもそれなりに見えます。

 

▼ベタ塗りした例

ハイライトをベタ塗りした女の子のイラスト

 

▼エアブラシの例

ハイライトをエアブラシで塗った男性のイラスト

簡単なので始めはこのあたりから挑戦してみてもいいかもしれませんね!

 

あとがき

いかがでしたか?

これでハイライトを入れる位置にはもう迷わなくなりましたよね。

 

光の当たり具合なんてそこまで気にしなくていいんです。

 

なぜなら、絶対に正しくないと描いてはダメなんてことはないからです。

 

最初から難しく考えると初心者さんはわけがわからなくなるんじゃないかと思うんですよね。

 

 

それより自由に楽しんで描けることがいちばん!

 

 

なんとなくで大丈夫!

細かいことは余裕が出てきてから覚えていったらいいんです。

 

イラストは楽しく描きましょうね!

それではまたー!

 

 

 

 

【デジタル&アイビス】うまく塗るには下塗りしましょ【初心者】

下塗り導入漫画

 今回はデジタルで色を塗るときにやっておくとうまく塗れるようになる「下塗りをする」という工程についてご紹介します。

 

 塗り方のテクニックは色々あっても、まずは基本として知っておいていただきたい。

面倒でも事前にやっておくと後々楽だしうまく見えるという点では、以前記事にした「レイヤーをわけろ」の記事と同じですね。

 

▼レイヤー分けると上手に描けるよ!

 

下塗りとはつまり、「塗りたい色を塗りたい箇所にそのまま塗る」のではなく、「塗りたい色を塗る前に、下地としてあらかじめ色を塗っておく」ということ。

 

もちろん下塗りなんてしなくてもカラーイラストはできますし、上手に塗る方はたくさんいます。

 

ただ初心者さんが「塗りたい色を塗りたい箇所にそのまま塗る」と、きっちり塗っておらず汚く見えてしまったり、適当に塗っているように思われてしまうことが多いんです。

 

 

せっかく塗ったのにそんなふうに思われるのは嫌やんな

 
 

 

じゃあきっちり塗ればいいんだ!と言っても「塗りつぶしツール」のみだとのっぺりして物足りない…。

 

個人的には塗りつぶしツールのみで仕上げたイラストはすきですし、実際よくします。

 

▼塗りつぶしツールのみで仕上げたイラストの例

塗りつぶしツールのみで仕上げたイラストの例

 

 

あえて塗りつぶしツールのみで仕上げてる人じゃなくて、初心者さんの場合の話ね!

 
 

 

下塗りをすると、影やグラデーション、ハイライトなど重ねるのがとても楽なので、立体感が出てのっぺり感も防げるんです!

 

今回のやり方はアイビスペイントで説明しますが、デジタルであれば着色の際「下塗りをする」という工程はぜひ取り入れてみてください。

 

こちらのイラストを使用して説明していきます。

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▼アイビスペイントで使える!

 

 

ペイントソフト CLIP STUDIO PAINT 無料体験版のダウンロード

 

下塗りのメリットと具体例

 

メリットはなんと言っても上から色を重ねるのが楽ってことやな!

 
 

え?それだけ?

 
 

簡単、なのに適当でもうまく見える!!

 
 

ほぅ!?

 
 

 

なぜ色を重ねるのが楽になるのか簡単に説明すると、下塗りしたレイヤーの上に新規レイヤーをつくり、それを下塗りレイヤーにクリッピングするからです。

 

詳しいやり方やポイントはあとから説明しています。

 

▼レイヤーがわからない人はこちら

 

クリッピングのおかげで、新規レイヤーに描いたものは下塗りレイヤーに描いたものからはみ出さなくなるのです。

 

 

いちいち細かい部分のはみ出し気にしてチマチマ塗らんでもええってことやな!

 
 

あとから消しゴムで消す手間が省けるのは時短にもなるね!

 
 

 

▼クリッピングがわからないひとはこちら

 

つまり何ができるのか?

具体的な例を出して紹介していきます。

 

頬や唇

エアブラシなど、輪郭がフワッとしているブラシで色を重ねます。

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はみ出しも気にしなくていいので、適当に塗るだけでもこのように頬や唇を色づけることができます。

 

ベースに塗った色の上から、瞳の暗い部分をいくつも重ねています。

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その上からさらにハイライトも入れていたりするので難しく感じるかもしれませんが、実際は適当に色を重ねているだけだったりします。

 

▼誰でもできる簡単な目の塗り方はこちら!

 

 

赤で囲った部分の影も、エアブラシで適当に色を重ねただけです。

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影があると、立体感やリアル感が増しますよね。

 

細かい髪の影も、下塗りレイヤーからはみ出さずに塗れます。

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エアブラシでグラデーションをかけて、さらにその上から新たなレイヤーをクリッピングして細かい影を描いています。

 

ハイライト

例えば髪のハイライト。

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髪色の下塗りの上から大胆に色を重ねて、少し調整しただけですが、このようにわりといい感じに見えます。

 

完成したイラストがこちら。

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工程がプラスされることで面倒が増えるのではなく、逆に簡単に、適当にしても綺麗に見えるようになるのがわかっていただけたと思います。

 

 

 

 

下塗りのやり方とポイント

塗りつぶしツールで広範囲を塗ります。

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細かい部分はブラシなどで塗り残しがないようきっちり塗りましょう。

 

 

みんな知ってる基本の塗り方だね!

 
 

塗るときのポイントが大事やで!

 
 

 

● 濃い色を塗る!

塗りつぶしたときに、濃い色だと塗り残しがわかりやすいため。

 

肌の色を塗りつぶしツールで塗って拡大してみました。

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きれいに塗れているように見えますが、拡大してみると塗り残し部分が多いんです。

 

塗っている色が薄いため、塗り残しが目立たず見逃してしまいがちなんですね。

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このように肌の色を濃くすると、塗り残しがわかりやすくなります。

 

ブラシなどで隙間を埋めて塗りつぶしたら、

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レイヤーの色変更機能で好みの色にしましょう。

 

▼レイヤーの色を変更する方法

 

 

塗りたい色が薄い色ばっかりなら、最初に背景の色を濃い色に塗っておくのも手だね!

 
 

とにかく塗り残しがないことが重要やからな!

 
 

 

下塗りレイヤーの上に新規レイヤーをつくります。

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新規レイヤーを下塗りレイヤーにクリッピング。

 

▼クリッピングとは

 

例えば髪をグラデーションにしたいとします。

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新規レイヤーに描いたものがこのように大幅に髪部分をはみ出ていたとしても…

 

クリッピングのおかげで、下塗りレイヤー以外の部分には色がつきません。

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今回のイラストは、さらに上に影用に新規レイヤーをつくり、クリッピングしています。

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その上にハイライト用のレイヤーも重ねているので、下塗りレイヤー大活躍ですね。

 

 

重ねることで色が複雑になって、深みが出たね!

 
 

 

あとがき

そんなわけで「下塗り」についての記事でした。

 

デジタルでカラーイラストを描く場合、個人的にとても重要な工程だと思いますし、初心者さんならとくにやった方がいいです。

 

 

こういう「塗り方の基本」になる記事をベースにして、細かいテクニックに関しての記事も増やしてくよ!

 
 

具体例で出した項目の詳しい塗り方解説とかな!

 
 

今までしたことがなかった人は、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

それではっ。

 

 

 

【アイビス】レイヤーの色を変更する方法【初心者】

アイビスレイヤー色変更用導入漫画

今回は「アイビスペイントで色を変更する方法」を紹介していきます。

 

▼アイビスペイントで使える!

 

3つの方法を順番に紹介していきます。

それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合ったやり方を選んで実践してみてください。

 

今回参考にするイラストはこちら。

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儚げブルベ女子です。

 

色の変更方法をただ紹介するだけじゃつまらないので、

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今回紹介する方法を順番につかってこのようにイエベ女子にしていきます。

 

パーソナルカラーも思いのままやな!

 
 

 

レイヤーの色そのものを変更する方法①

フィルターの「色相・彩度・明度」をつかって色を変更する方法です。

● メリット

・思った通りに色の変更ができる

● デメリット

・初心者さんには少し難易度が高いかもしれない

 

この方法で「肌の色」を変更していきます。

変更したいレイヤー、今回は「肌の色レイヤー」を事前に選択しておいてください。

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いちばん下の左から2番目のアイコンをタップ。

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出てきたフキダシの中にある「フィルター」を選択する。

 

すべて」もしくは「色調整」の中の「色相・彩度・明度」のフィルターを選択。

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色相・彩度・明度の各調整用スライダーが出てきたね!

 

 

● 色相→色そのもの

● 彩度→色の鮮やかさ

● 明度→色の明るさ

 

 

各スライダーでイエローベースになるよう肌の色を調整します。

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「色相」をオレンジっぽく、「彩度」は上げて鮮やかに、「明度」は少し下げて色を濃くしました。

 

イエローベースの肌の色になりましたね。

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このままでは不自然なので、同じやり方で「頬の赤み」と「唇の色」も変えていきましょう!

 

オレンジや朱色っぽい赤が合いますね。

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不自然にならないよう確認しつつ、レイヤーカラーを変更します。

 

こんな感じになりました。

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これだけで随分雰囲気が変わりましたね。

 

同じ方法を使い、続けて「目の色」、「背景」、「髪に入る光のまわりの色」、「髪に重ねたニュアンスカラー」もイエローベースになるよう色を変えます。

 

目のベースカラーはオレンジっぽい茶色に変更。

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目に入る光は黄色にしました。

 

背景は黄色をベースにまとめています。

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ほかに使っているのはベージュピンクやオレンジっぽい色なので馴染みますね。

 

わかりにくいかもしれませんが、もとのイラストでは髪に入る光(白)のまわりに水色やピンクを使っていました。

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赤丸で囲んだ部分です。

 

それを赤、黄色に変えました。

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ピンクと青がまだ残っていますが、これは別レイヤーで髪色に部分的に重ねたニュアンスカラーです。

 

髪に入る光のまわりの色を変えることで、ニュアンスカラーがより目立ってしまいました。

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赤丸で囲うとわかりやすいかと思います。

 

 

ニュアンスカラーのピンクと青色も赤と黄色に変更しました。

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これで色がまとまりましたね。

 

全体をみるとこんな感じ。

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色変更をする際は、この方法をひとつ知っているだけで大体のことは思った通りにできるはずです。

 

 

最初は色の調整が難しいかもしれないけど、慣れるまで頑張って練習してみてね!

 
 

 

 

 

レイヤーの色そのものを変更する方法②

フィルターの「線画色変更」を使って色を変更する方法です。

● メリット

・簡単

● デメリット

・細かな調整ができない

 

この方法で「髪の色」を変更していきます。

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髪の色レイヤーを選択しておいてくださいね。

 

赤丸で囲ったアイコンを選択。

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フィルターを開きます。

 

すべて」もしくは「色調整」の中にある「線画色変更」を選びます。

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赤で囲んだ部分をタップすると色変更用のパレットが出てきます。

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好きな色を選んで髪の色を変更しましょう。

 

パレットの種類は

A カラーパレット

B 色相環

C HSB/RGB

の3種類。

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Bの色相環が使いやすいと思います。

 

今回はオレンジっぽい茶色にしてみました。

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周りの円で色を選び、真ん中の菱形で色の明度を調整できます。

 

同じやり方で、「髪の影の色」と、「服の色」、「線画の色」も変更します。

 

「髪の影の色」は先に変更した「髪の色」のベースカラーを参考に、浮かないよううまく合わせてくださいね。

 

「髪の影の色」と「服の色」変更後のイラストです。

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服の色は黄色味を帯びた緑にしてみました。

 

注意していただきたいのが、最初にデメリットでも書いた細かな色の調整ができないということ。

 

濃淡の調整などはできず、レイヤーに描かれているもの全てが単色化されてしまうので気をつけましょう。

 

例えば「服の色のベースカラー」と「服の影」の部分をひとつのレイヤーにまとめていたとします。

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するとこのようにせっかく濃淡をつけて服の色を塗っていたとしても…

 

こんなふうに1色のベタ塗りになってしまうのです。

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使いどころは考えないとだね!

 

 

続けて「線画の色」を変更していきます。

わたしは線画を「顔の輪郭線」、「顔のパーツ」、「」、「」でレイヤー分けしています。

 

別レイヤーにしておいた方が何かと都合がいいことが多いのでオススメですよ。

 

▼レイヤー分けの重要さについて

 

 

「顔の輪郭の線画」と「服の輪郭の線画」を、それぞれ黒に近い紫のようなピンクのような色にしていたので、それを変更しました。

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「顔の輪郭の線画」は黒に近い茶色、「服の輪郭の線画」は黒に近い緑です。

 

こちらが変更後のイラスト全体図。

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部分的に色が違うのは、別レイヤーで色を重ねているからです。

 

新規レイヤーで色を重ねる方法

● メリット

・ひとつのレイヤーを1色に限らず多色に色付けできる

・一部分だけなど細かく調整ができる

● デメリット

・時間がかかる場合がある

・レイヤーの枚数が増える

 

▼レイヤーがわからない方はこちら

 

変更するのは「線画の色」。

「線画色変更」のように線画の色を全て同じ色に変更するわけではなく、一部分に色をのせるだけです。

 

拡大するとわかりやすいですが、変更前はピンクや紫っぽい色を線画に重ねています。

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目のあたりがいちばんわかりやすいでしょうか。

 

首のあたりも部分的に色を重ねているのがわかりやすいですね。

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首のあたりに重ねているのはピンクベージュなので変える必要はないかもしれませんが、あえて赤っぽい色に変えていきます。

 

色の変更をしたい線画レイヤー(顔の輪郭線)の上に、もう1枚新規レイヤーを作成。

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新規レイヤーを線画レイヤーにクリッピングします。

 

▼クリッピングがわからない方はこちら

 

ブラシをエアブラシにします。

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エアブラシの種類はいくつか種類がありますが、自分が使いやすいエアブラシであればとくに種類は問いません。

 

 

今回は「エアブラシ(標準)」を使ったでー

 
ここで普通のブラシのように「境目がはっきりと分かれるブラシ」を選びベタ塗りすると、フィルターの「線画色変更」と同じようにも使えます。

 

ふんわりした感じにしたいので、ブラシサイズを線画の太さより大きめに設定します。

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色はイエローベース向きなら何でもいいんですが、今回はオレンジに近い赤にしてみました。

 

適当に輪郭線に色を重ねていきます。

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全体的にぼやけてしまわないよう、部分的にもとの色を残しておきましょう。

 

できました。

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同じやり方で、「顔のパーツ」、「」、「」の線画と、「イヤーカフの色」も変更していきます。

 

顔のパーツに重ねる色も、輪郭線に重ねた色と同じ色にしました。

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重ねた色がピンクや紫だったときより、肌の色や瞳の色になじんでいます。

 

もともと紫っぽい色にしていた服の線画には、部分的にさらに白っぽい紫を重ねていました。

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緑色の服の色に合わせて深緑に変更した線画にはこれだと浮いてしまうので、明るい緑を部分的に重ねます。

 

シルバーだったイヤーカフはゴールドに。

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これは線画ではなくカラーレイヤーの上から重ねています。

 

イラストが完成しましたー!

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イエベ女子になりましたね!

 

 

これでアイビスでの色変更は完璧やな!

 

 

まとめ

アイビスペイントでレイヤーの色を変更する方法がわからなかったり、探している方が意外と多いと感じたので記事にしてみました。

 

導入漫画でも書きましたが、せっかく描いたイラストをわざわざ描き直すことになるのはもったいないですよね。

 

髪の色が気に入らないから変更したい…など一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

 

今までやり方を知らなかった方は、今回紹介した方法の中からその時に合った方法を選んでぜひつかってみてくださいね。

 

それではまた〜。

 

【簡単すぎ】人物の顔の描き方【初心者用】

人物の顔の描き方導入漫画

というわけで、美少女とかイケメンを描く以前に、まずは「人物の顔の描き方」を記事にすることにしました。

 

いつも通り、順番に書き進めれば、わりとうまく描けてるように見える方法を考えてみたので紹介していきます。

 

▼完成イラスト

完成イラスト

クリップスタジオで描きました。

ペイントソフト CLIP STUDIO PAINT 無料体験版のダウンロード

 

今回は、正面を向いた女の子の顔を描いていきます。

 

 

 

下描き

描きやすいよう下描きから描いていきます。

 

▼下描きの重要性の記事

 

 野球のホームベースを思い浮かべます。

野球のホームベースを思い浮かべるうさのイラスト

 

そして描きます。

ホームベースのイラスト
各線の比率は上のイラストをなんとなく参考にしていただければいいんですが、まあ適当でなんとかなります。

 

 先端の赤丸部分から上に向かって直線を引きます。

ホームベース先端赤丸から上に線を引く指示イラスト


2等分になりましたね。

2等分にしたイラスト

 

 赤丸部分の角同士を線で結びます。

赤丸部分の角同士を線で結んだ下描きイラスト

 

十字線ができた下描きイラスト
十字ができました。

 

 縦線をさらに増やします。

縦線をさらに2本引いた下描きのイラスト

最初に引いた直線を基準に2本引きましょう。

 

3本の縦線で、ホームベースは縦4等分になりました。

縦4等分になる下描き線を引いたイラスト
線は下まで突き抜けさせましょう。

 

 角を結んだ横線の上にもう1本線を引きます。

横線をもう1本付け足すよう指示したイラスト

 

もう1本横線を付け足した下描きイラスト
これで下描きは完成です!

 

絵がうまいひとは感覚で描く人が多そうなのでなかなか参考にできないかもしれませんが、○等分…線を引く…などの進め方で描いていけば、どんな人でもある程度は描けるのではないかと思います!

 

輪郭をかこう

 両横の角に丸みをつけます。

両横の角に丸みをつけることを指示したイラスト

 

ゆるやかなカーブがいいです。

両横の角に丸みをつけたイラスト

 

 

 下の角も丸くします。

下の角に丸みをつける指示をしたイラスト

 

 

真ん中の縦線と交わる角の部分は、両横の角につけた丸みよりも尖らせましょう。

輪郭の下部分に丸みをつけて余分な下描き部分を消したイラスト

下描きの余分な部分を消して、線を整えます。

整えたわりに線がガタついてるのは触れないでください。

 

 

 

もう輪郭完成しちゃったよ…

 
 

 

首を描こう

下描きで描いた、この2本の線を使います。

参考に

 

輪郭線の下の部分を延長した線と交差する部分までを首の長さの目安にしてください。

輪郭線を延長した線を2本描いた下描きイラスト

中心と多少ずれていてもそのまま突き進むスタイル。

そもそも最初のホームベースの時点で正確な左右対称ではないので、細かい部分は気にしない。

 

線が交差した部分から横線引いて

線が交差した部分から横線を引いたイラスト

 

 

赤丸部分の角に丸みをつけます。

赤丸部分の

 

下描きをなぞって線を整えたら首の完成です。

首の





目、眉を描こう

赤丸で囲った、縦線と横線が交差する部分を中心にして目を描きます。

縦線と横線が交差する部分を赤丸で囲ったイラスト

 

瞳の中心が、ちょうど線が交差するところにくるようにしましょう。

目を描き加えたイラスト

 

目の大きさは画風や好みによりますが、今回はなんとなく位置を意識してみたのでよければ参考にしてみてください。

目の位置用に参考線を引いたイラスト

 

 ▼目の塗り方の記事

 

眉は目のちょうど上の、赤丸で囲った部分に描きましょう。

目の上の線画交差する部分を赤丸で囲んだイラスト

線が交差する部分を参考に描くのが描きやすそうです。

 

目と眉が完成しました。

眉毛を描き加えたイラスト

 

耳を描こう

耳の位置は以前の記事でも書いたように大体目の高さと同じなので、そのあたりに適当に描きましょう。

耳の位置に平行線を引いたイラスト

 

▼耳の位置について書いた記事

 

耳の形は、縦長のハートを半分に割ったものをイメージすると描きやすいかもしれません。

縦長のハートとうささんとぴよさんのイラスト

 

 

ハート割るのやだー

 
 

 

こんな感じです。

耳を付け足したイラスト

 

1本でいいので耳の内側に線をちょこっといれれば、耳が平面から立体的になるのでオススメ。

耳の内側に線をいれたイラスト

上の部分だけ線をいれてみました!

耳はこれで完成です。

 

 

 

 

鼻を描こう

絵柄は人それぞれですが、鼻の描き方ってとくにわかれると思いません?

 

鼻の穴まで描く人、点で終わらせる人などなど…。

いちばん簡単な点だけでもいいと思うのですが、今回はちゃんと「鼻」とわかるように少し形を描いていきます。

 

下描きの真ん中の縦線と角を結んだ横線が交わる十字になったところを起点にして…

縦線と横線が交差する部分を赤丸で囲ったイラスト

 

斜めの短い線を引きます。

起点から鼻の短い斜線を引いたイラスト

角度は約45°〜真ん中の縦線に対して沿うくらいがいいと思います。

鼻の丸みを出すために、線自体は少し内側に反るかたちで。

 

線を1本ではなく2本重ねて描くと、影のようになってより立体感が出る気がします。

鼻の影を描いたイラスト

1本目に描いた鼻の主線の下に、主線より少し短めに描きました。

 

これだけで鼻の完成でもいいのですが、今回は鼻筋も描いてみます。

 

最初に描いた鼻の主線の上部分から短い線を引きます。

鼻筋の線を描いたイラスト

 

 

鼻のかたちは三角形を意識して描くと描きやすいと思うで

 
 

 

 

口を描こう

口を開いているのか閉じているのか、表情によっても変わりますが、基本的に真ん中の縦線が口の中心になります。

真ん中の縦線を示したイラストこの線を基準にして口の形を決めていきましょう。

今回は無難に、閉じている口にしておきます。

 

参考になるよう線を引いてみました。

口を描くための参考線を3本引いたイラスト

 

 

ん?線歪んでない…?

 
 

え、ええんやもうこのブログはなんとなくで進めていくから…!

 
 

 

どのパーツでも言えることですが、絵柄によって口の位置は違いますよね、こんな感じで。

色々な口の位置のイラスト

鼻から口までの距離を見比べてみてください。

 

今回は、とりあえずここに描いておけば間違いないだろうという位置にしておきます。

 

口の位置は、閉じている場合なら1番上の赤い点線あたりがよさそう。

口の位置を決めているイラスト

鼻下〜口<口〜顎」くらいの距離だとバランスがいいと思います。

 

口の両端の始点を決めて…

口の両端の視点を示したイラスト

中心に向かって線を引きます。

 

このように線の始点と終点をあらかじめ決めておくと、初心者さんは描きやすいんじゃないかと思いました。

口を描き足したイラスト



お好みで口の影も付け足しときましょうか。

口の影を付け足したイラスト

 

 

口できた〜!

 
 

これで顔のパーツは完成やな!

 
 

 

髪を描こう

髪型はそれこそ色々なものがあるのですが、ここではストレートのミディアムヘアを描いていきます。

 

 

癖のある髪型もええけど、初心者さんにはストレートヘアが1番描きやすいねん

 
 

ストレートヘアを上手く描けるようになったら、少しかわった髪型に挑戦するのがいいでしょう。

 

頭の形をイメージしよう

髪を描くとき同時に考えないといけないのが、頭の形です。

 

 

頭って意外と形とるの難しいねんな〜

 
 

大きすぎても、ペチャンコでもおかしいもんね!

 
 

 

逆に頭の形さえしっかりとれていれば、髪はその上に被せるように描くだけなので簡単です。

 

マス目を描いてから進めた方が描きやすいかもしれませんね。

頭を描くためにマス目を描き足したイラスト

大体マス目2つ分くらいが目安です。

2つちょっとくらいあってもいいです。

 

頭の長い人を描くことは例外を除いてそうはないと思うので、顔が長い人(面長など)を描くときも同じやり方で描いてかまいません。

 

真ん中の縦線と上の横線が交わった部分を頭頂部にします。

頭頂部を示したイラスト

 

頭頂部から丸みをつけた線を引きます。

頭を描いたイラスト

輪郭の線とは繋げずに、少し外側になるよう描きましょう。

 

頭の下描き完成です。

これで髪が描きやすくなりました。

 

前髪を描こう

 

A前髪、B横の髪、C後ろの髪とパーツごとに分けて考えるのが初心者さんには描きやすいかと思います。

前髪、横の髪、後ろの髪をパーツごとにわけたイラスト

 

 

長さ

大きく分けると「眉上」「眉〜目の間」「目の下」の3パターンに分けられます。

前髪の長さを3パターンに分けたイラスト

眉〜目の間くらいの長さの前髪が、1番無難で多く見られる気がするので、今回はその長さにしますね。

 

分け方

初心者さんなら「分け目なし」「センター分け」「七三分け」あたりを練習するのがいいかと。

 

この3つだけでも、描き方次第でさらに雰囲気を変えることができますよ。

色々な前髪のイラスト

今回は個人的な好みで七三分けを選びました。

 

眉〜目の間の長さの、七三分け前髪です。

前髪を描き足したイラスト

毛先はぱっつん、毛先に向かって細くなっていく形どちらでもかまいません。

 

どちらかと言うと、細くなっていく方が描きやすいかなと思ったので今回はそちらで描きました。

 

横の髪を描こう

耳の前、もみあげ部分の髪です。

描かなくてもいいのですが、初心者さんなら描いた方がうまく見えるんじゃないかと思います。

 

描き込みが多く凝って見えたり、輪郭と髪の境目を誤魔化せるからです。

 

前髪の端の終わり部分に繋がるように一筋、輪郭を隠すように髪を描きます。

横の髪を描き足したイラスト

 

画風によってはひと束だけの方が合うかもしれませんが、ここでは少し不自然に感じるので、メインの束より細めの束をあと数本描き足します。

横の髪をさらに描き足したイラスト

横の髪はこれで完成です。

 

後ろの髪を描こう

頭の形の下描きを参考に、頭の大きさより一回りほど大きくなるよう描いていきます。

髪を描く位置を点線で示したイラスト

イメージは髪を被せる感じ!

 

今回はストレートのミディアムヘアなので、耳のあたりまで髪を描けたらあとは真っ直ぐ線を下におろすだけ。

後ろの髪を描き足したイラスト

 

髪にまとまりを出すため、毛先は全て同じ方向にそろえます。

毛先を内側にカールさせたイラスト

少しだけ内側にカールさせてみました。

 

下描きやいらない線を消してイラストの完成です。

完成イラスト

お疲れさまでした!

 

きっちり比率を測らなくても、とりあえず順番通り進めていけば、このようになんとなく形になるのです。

 

 

相変わらずゆるいな〜

 
 

 

まとめ

いかがでしたか?

もくじの項目が多い割にはひとつひとつの内容が薄かったので、読み進めるのに大して時間はかからなかったのではないでしょうか。

(いいのか?)

 

ちなみに、今回の例の下描きのホームベースを横長にすると太った人、縦長にすると細い人や大人っぽい人など描き分けもできます。

 

その場合目の位置なども変わってくるわけですが…。

いずれそういう記事も書くかもしれません。

 

導入漫画でも書いた、リクエストの美少女講座もそのうち記事にしたいと思います。

 

それではまた〜!

 

 

 

 

 

 

【初心者用】無料水彩ブラシをリアルな水彩ブラシに近づける方法【アイビス】

アイビスの無料水彩ブラシをリアルな水彩ブラシに近づける方法用導入漫画

というわけで今回の記事は、「アイビスペイントの水彩ブラシを、よりリアルな水彩ブラシに近づける方法」です。

 

注意していただきたいのが、わたしは有料の水彩ペンを1度も使用したことがないという事。

 

▼有料の水彩ブラシ

アイビスの有料ブラシの紹介

 

紹介するものは、有料の水彩ペンで塗った感じとは違うということをご了承ください!

 

アイビスペイントX
アイビスペイントX
開発元:ibis inc.
無料
posted withアプリーチ

 

 

アイビスで描いたこちらのイラストに水彩ブラシを使用していきます。

f:id:usausagitan:20210911212421j:image

女の子の線画です。

 

前回の記事にも書きましたが、タッチペンが壊れて反応しなくなったので全て指で描きました…。

 

 

最後の項目で無料で使用できる水彩ブラシを全て紹介しますが、他の項目では水彩(不透明)を例として使っていきます。

 

 

選択色を薄めの色にしよう!

 

水彩っていうと透明感を出したいときとか、優しい雰囲気出したいときに使うよな?

 
 

あーたしかに

 
 

 

水彩特有の透明感を出したい時は、できるだけ薄い色を選んだ方がそれっぽく見えるんです。

 

薄い色と濃い色で比べてみました。

f:id:usausagitan:20210911162329j:image

どちらかというと、薄い方がリアルの水彩っぽくないですか?

個人的には、濃い方はエアブラシに近いように感じてしまいます。

 

 

じゃあ濃い色じゃ水彩画っぽく描けないってことー?

 
 

いや、そんなことはないで

 
 

 

濃い色を使いたい場合は、次に紹介する「透明度を下げよう!」の項目に進みましょう。

同じような効果があります。

 

透明度を下げよう!

透明度を下げず、そのまま描くとこんな感じになります。

f:id:usausagitan:20210911163458j:image

わかりやすいよう濃い目の色をえらびました。

 

右の線だけ透明度を下げてみます。

f:id:usausagitan:20210911163510j:image

実際に水彩で描くと、下の色が透けて見えるのですが、まさにこんな感じですよね。

 

他の色と重ねてみました。

左が透明度そのまま、右は透明度を下げています。

f:id:usausagitan:20210911164156j:image

いい感じに透けていますね。

 

 

透明度の調整の仕方は主に2つあるで

 
 

 

● レイヤーの透明度を下げる

あらかじめレイヤー自体の透明度を下げて、そのレイヤーに描くものの透明度を全て固定してしまう方法です。

 

▼レイヤーとは?

 

▼レイヤーを使いこなそう!

 

レイヤー画面を開いて

f:id:usausagitan:20210911164701j:image

下にあるスライダーで数値を調整します。

 

これで、このレイヤーに描くものの透明度は全て固定されました。

 

● ブラシの透明度を下げる

ブラシの透明度だけを下げることができるので、 同じレイヤーに描く場合でも透明度の固定がされないです。

 

画面下にあるスライダーで透明度の調整ができます。

f:id:usausagitan:20210911164710j:image

 

ブラシのサイズを太くしよう!

水彩ブラシを使う際は、ブラシのサイズを太めにした方がよりリアルな水彩ブラシに見えます。

 

水彩ブラシの特徴である「滲み感」が、細いブラシでは見づらく、せっかくの良さが活かせないからです。

 

細いブラシと太いブラシでそれぞれ線を引いてみました。

f:id:usausagitan:20210911164840j:image

並べると、より水彩っぽく見えるのは太いブラシですよね。

 

もちろん太すぎても描きづらいので、塗りたい箇所によって調整は必要です。

 

 

細かい部分を塗りたいんだけど…

 
 

 

という場合は、色をつけてからはみ出た部分を消したり、自動選択ツールで塗る部分を固定してから塗ると細かい部分でも塗れますよ。

f:id:usausagitan:20210911165020j:image

 

 

 

ブラシの水彩(水)を使おう!

無料で使用できる水彩ブラシは全部で5種類。

その中の水彩(水)は、すでに描いたものを水でぼかすという役割です。

f:id:usausagitan:20210911165302j:image

このブラシをうまく使うことで、水彩画の滲んでぼけた感じを出すことができるんです。

 

こちらはGペン(ソフト)で、適当に塗ったイラスト。

f:id:usausagitan:20210911191154j:image

これを水彩(水)ブラシでぼかしていきます。

 

ブラシの色は、ぼかしたい部分と同じ色を選んでください。

 

まわりからぼかしていきます。

f:id:usausagitan:20210911191213j:image

こんな感じになりました。

 

ほかの水彩ブラシで塗ったところをこのブラシでぼかして、さらに滲んだ感じを出すこともできます。

f:id:usausagitan:20210911191237j:image

水彩(不透明)で引いたピンクの線の上半分に水彩(水)ブラシを使用しています。

 

水彩(水)ブラシの色をピンクにして、水色の線の上から使用してみました。

f:id:usausagitan:20210911165742j:image

ぼかしたい色とは別の色を選択して上から使用すると、このように色が混じってしまいます。

 

 

この効果を狙ってするならアリやな!

 
 

 

実際に描いてみよう!

無料の水彩ブラシで、紹介した方法を使ってそれぞれ描いてみたので参考にしてみてください。

 

水彩(水)はすでに紹介しているので省きます。

 

水彩(混色)

f:id:usausagitan:20210911170306j:image

 

▼左がそのまま、右が透明度を下げた場合

f:id:usausagitan:20210911171046j:image

 

 

このブラシで塗ると、イラストはこんな感じになりました。

f:id:usausagitan:20210911211546j:image

 

水彩(混色2)

f:id:usausagitan:20210911170318j:image

 

▼左がそのまま、右が透明度を下げた場合

f:id:usausagitan:20210911172028j:image

 

このブラシで塗るとこんな感じ。

f:id:usausagitan:20210911212104j:image

 

水彩(不透明)

他の項目で例として使用していたブラシはこちらです。

f:id:usausagitan:20210911170331j:image

 

▼左がそのまま、右が透明度を下げた場合

f:id:usausagitan:20210911172036j:image

 

 

実際にこのブラシを使用してイラストを塗ってみました。

f:id:usausagitan:20210911212131j:image

 

水彩(不透明2)

f:id:usausagitan:20210911170351j:image

 

▼左がそのまま、右が透明度を下げた場合

f:id:usausagitan:20210911172111j:image

 

こちらのブラシで塗ったイラストはこうなりました。

f:id:usausagitan:20210911212236j:image

 

まとめ

いかがでしたか?

水彩ブラシをそのまま使うよりも、今回紹介した方法で、よりリアルな水彩画っぽく見せることができたと思います。

 

不透明度を下げて無料の水彩ブラシを同じキャンバスにまとめて比べてみました。

f:id:usausagitan:20210911173351j:image

f:id:usausagitan:20210911173342j:image

 

実はこの方法は、クリスタの水彩ブラシで塗ったイラストをアイビスで塗ったものだと思い、どのブラシを使用したか聞いてくださった方がいたのでそのとき考えたものです。

 

▼クリップスタジオの紹介

 

わたしのブログにはアイビスの塗り方で検索してきてくれる方が多いので、需要があればと思い記事にさせていただきました。

 

 

誰かの役に立てればうれしいなっ

 
 

 

塗りのバリエーションが増えると、イラストを描くのもますます楽しくなりますよね。

 

今回紹介した方法を試して、その中からぜひお気に入りを見つけてみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

それではまた〜。

 

【初心者でも簡単】雷、稲妻をアイビスで描いてみた【無料】

稲妻の描き方記事導入漫画

ということで(?)今回はアイビスペイント雷(稲妻)を描いていこうと思います~。

 

アイビスペイントのインストール

アイビスペイントX
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無料
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参考画像

f:id:usausagitan:20210731211056j:image

少年漫画の技や、キャラが閃いた時の背景など…本当の雷のほかにも意外と使える雷効果。

 

 

描けて損はないと思うよ!

 
 

一見難しそうに見えますが、わりと簡単なので初心者さんもぜひ挑戦してみて下さいね。

 

アイビスで描くときは、いつもiPhoneに100均のタッチペンで描いているのですが、100均のタッチペンがいつの間にか壊れて反応しなくなっていたので今回は指で描いています!

 

 

下描きをしよう!

 

 直線を引いて、稲妻がどこからどこへ向かって走っているのか方向を決めます。

f:id:usausagitan:20210720125056j:image

今回は左斜め上から右斜め下に向かって走らせることにします。

 

直線を引くには、赤丸の部分をタップして

f:id:usausagitan:20210722211718j:image

 

この画面が出るので直線定規を選択。

f:id:usausagitan:20210730234143j:image

 

するとキャンバスに定規が出てくるので、

f:id:usausagitan:20210730234209j:image

矢印で指した◯の部分を、長押ししながら定規の角度を調整します。

 

これくらいの角度にしてみました。

f:id:usausagitan:20210730234230j:image

定規を消さない限り、どのレイヤーにも定規の効果があらわれます。

 

定規を使って直線を引く方法はとても使えるので覚えておきましょう!

 

定規の消し方は下の画像を参考にしてくださいね。

f:id:usausagitan:20210730234246j:image

 

 ①で描いた直線を中心にして、囲むように更に両側に直線を1本ずつ引きます。

その際上から下、下から上どちらでもいいので広がるように線を引きましょう。

f:id:usausagitan:20210720125501j:image

上から下に向かって広がるように線を引きました。

 

 ②の2本の直線を参考に、ジグザグの線を描きます。

f:id:usausagitan:20210720125603j:image

こんな感じです。

 

 

これで下描き完成だよー!

 
 

 

実際に描いていこう!

稲妻が見えやすいように、先に背景を塗りつぶしますね。

塗りつぶす色に決まりはないのですが、稲妻が目立つよう暗めの色がいいです。

f:id:usausagitan:20210720125703j:image

今回は紺色にしてみました。

 

メインの稲妻を描こう!

下描きで描いたジグザグ線をなぞるようにして勢いよく線を引きます。

何回か往復して線を引いてください。

f:id:usausagitan:20210720130225j:image

わざと間に隙間が空くよう描きます。

きっちりなぞる必要はありません。

参考イラストを見ていただくとわかりますが、下描きの両側2本線すら余裕で突き抜けてますね。

 

 

また出た適当…!

 
 

ちゃうやん、適当な方がそれらしく見えるんやん…!

(知らんけど。)

 
 

ブラシは筆圧の強弱がつくペンがいいです。

今回は硬め丸ペン(なめらか)を選択しました。

f:id:usausagitan:20210720130433j:image

やや大げさに強弱をつけて描きましょう。

ペンの太さは少し太め

 

両側の補助線の狭〜広に対して、線の太さを細〜太に調整します。

f:id:usausagitan:20210720130913j:image

 色は白を選びましたが、白に近い明るめなら大抵大丈夫だと思います。

 

まわりの細かい部分を描こう!

メインの稲妻のまわりの細かいビリビリ部分を描いていきます。

f:id:usausagitan:20210731211420j:image

メインの稲妻を描くのにつかった色と同じ色を選びましょう。

こちらも強弱のつくペンがいいので同じブラシで大丈夫です。

 

 

細かいビリビリ部分…?

 
 

ほかにいい表現思いつかへんねん

 
 

メインに使ったペンよりも細めに設定して、メインの稲妻一辺に対し約1つずつ三角を描いていきます。

f:id:usausagitan:20210720131750j:image

平べったい三角を、左寄り、右寄り、真ん中、描く、描かないなどランダムに描きましょう。

これも何回か往復して線を描いてください。

 

三角の線の太さも、狭〜広に対して細〜太にしましょう。

f:id:usausagitan:20210720132326j:image

これで随分稲妻っぽく見えるようになりましたね!

 

 

さらに描き込んでみよう!

 

一つ前の工程で完成でもいいけど、せっかくやしもっと迫力出してこか!

 
 

わーい!

 
 

 

①点描ブラシで迫力を出そう!

 点描2というブラシを選択します。

f:id:usausagitan:20210720134526j:image

点描はバラけてほしいので、太めのブラシにしてください。

 

稲妻の尖っている部分を中心にして点描ブラシを使います。

f:id:usausagitan:20210720135138j:image

いくつか尖っている部分を赤丸で囲んでみました。

 

f:id:usausagitan:20210730234521j:image

火花が散ってる感が出ましたね。

 

②点描にペンで描き加えよう!

 ①のブラシで描いた点描は全て同じ大きさですよね。

このうちいくつかの点描の大きさをペンで描き加えて変えていきます。

 

ペンは何でもいいので、今回は稲妻を描くのに使っていた硬め丸ペン(なめらか)を使いました。

 

描きかえる形のパターンは2つ。

 

パターン① 長いの

 

 

誰か語彙力をください

 
 

 

点描を伸ばして長細くします。

f:id:usausagitan:20210731211652j:image

ちょっと伸ばすくらいにしてください。

これをいくつか描きましょう。

 

パターン② 三角

 

三角にも色々ありますね。

f:id:usausagitan:20210801192504j:image

平べったい三角やちょっと歪んだ三角…。

 

 

 要するに適当でいいってことやな

 
 

このブログでは基本適当でいけることしか紹介しないから…

 
 

 

こんな感じになりました。

f:id:usausagitan:20210730234545j:image

点描ブラシのみよりも、より迫力が出たと思いませんか?

バランスをみて点描がなかった部分にも付け足しました。

 

もしアイビスの有料プランを利用している方であれば、「スパッタリング1」というブラシを①の時点で使用すれば②の描き加える工程を省けそうです。

f:id:usausagitan:20210730234611j:image

わたしは無料でできる範囲でしか使用していないので、実際のブラシの感じをお伝えはできませんが…。

 

 

使える人は使ってみてね~!

 
 

使ったら感想教えてくれ

 
 

 

 

③フィルターを使おう!

フィルターを使うことによって、自分では描くことができないような効果を出すことができます。

簡単なのにイラストのクオリティが上がるので、ぜひ使ってみましょう!

 

フィルター機能は、下の左から2つ目のアイコンをタップすると出てきますよ。

f:id:usausagitan:20210731202917j:image

 

事前準備として、レイヤーをまとめておきましょう。

f:id:usausagitan:20210731204753j:image

メインの稲妻レイヤーと点描レイヤーの2つになるよう分けておいてください。

 

全部まとめてしまうより、この2つに分ける方が仕上がりが綺麗だよ!

 
 

 

① ふちどり(両側)

 

メインの稲妻にフィルターをかけていきます。

 

スタイルフィルターの中の、ふちどり(両側)を選択。

f:id:usausagitan:20210731203345j:image

 

外側の幅、内側の幅をスライダーを動かして好みの幅に変更してください。

f:id:usausagitan:20210731203653j:image

ここでは外側も内側も幅は3pxにしました。

あまり幅が太くなりすぎない方がいいと思います。

 

アンチエイリアスはふちどりの境界線のフワッと感のことで、強いほどフワッとします。

境界線ははっきりしない方がいいと思うので、とりあえずMAXにしておけばいいでしょう。

 

 

ふちどりの色は薄めの黄色にしてみたよ!

 
 

背景と被らん薄めの色なら何でもええと思うで〜

 
 

点描レイヤーにも同じ手順でフィルターをかけていきましょう。

 

点描はメインの稲妻よりも小さいので、ふちどりの幅も狭くします。

f:id:usausagitan:20210731205332j:image

アンチエイリアスはMAX。

外側の幅、内側の幅はそれぞれ1pxにしました。

 

ふちどり完了です。

f:id:usausagitan:20210731205529j:image

 

② 光彩(外側)

 

簡単に光っているように見せられるフィルターです。

メインの稲妻レイヤーにフィルターをかけます。

 

スタイルの中の、光彩(外側)を選択。

f:id:usausagitan:20210731210637j:image

紫っぽいピンクが背景の色ともマッチしてカッコよく見えたので、わたしはピンク色にしました。

 

半径のスライダーで光の加減を調整できます。

 

お次は点描たち。

f:id:usausagitan:20210731212131j:image

メインの稲妻と同じ色だと点描が目立たなかったので、少しだけ明るめのピンクを選んでいます。

 

イラストが完成しました!

f:id:usausagitan:20210731211056j:image

お疲れさまです〜!

 

 

ほんとに光ってるみたいに見えるね〜!

 
 

オレンジや紫、水色に光らせても綺麗やな

 
 

まとめ

 いかがでしたか?

一見複雑で描くのが難しそうな稲妻ですが、今回紹介するやり方で順番通り描き進めていけば、簡単に描けるようになると思います。

 

もちろんここで紹介した描き方は一部に過ぎないので、これ以上に描きやすくて、もっとうまく見える自分なりの描き方を見つけてみてくださいね!

 

それではまた~。